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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「金融武器」などという武器があることを最近になって知り、ふとウイキペディアで「武器」を探して読んでみると、不思議な気持ちになり、ちょっとまとめようと思い立ちました。以下、一部(青字)転載しています。

武器の強弱はしばしば話題になるが、状況の変化によって長所が短所となりえるため「全てにおいて優れる」武器は存在しない。

例えば、槍の長所である「長さ」は、閉所にはそもそも持ち込めない、持ち込めたとしても十分には振り回せずに「短所」となる。

破壊力の高い銃も、弾薬の補給が滞れば本来の能力を発揮できず、またこのような銃は近距離では使えないものが多い。

複合武器の欠点は、複雑なため使いこなすには長期間の訓練が必要なこと、多目的武器は、どの用途に使っても専門の武器には及ばないことが上げられる。

これを読むと、なんだか武器も人間も同じではないかと思うのです。武田信玄は、「人は城、人は石垣、人は堀…」と言っていたそうですが、「人は武器」とも言えそうです。

また、全てにおいて優れている人間など存在しない、という点でも同じです。これは、個々人だけでなく、エニアタイプから考えてみても同様のことが言えます。


仮にタイプ9が槍のような気質で、タイプ1が弓矢のような気質だと考えると、まさに武器と同じで、ある状況の変化によって、その気質が長所にもなり短所ともなりえます。

たとえば、槍の扱い方は単純で操作性に優れているとしたら、タイプ9のようなイメージになるかもしれません。

弓矢は熟練度が要りますが、それは努力家で敵の近くには寄れない怖がりなタイプ1のイメージに近いと言えそうです。


槍の調達コストは安く耐久性に優れているかもれしないが、弓矢のほうは耐久性には弱いが携帯性に優れていると言えそうです。

また、仮にタイプ2の人の中に器用で優秀な人がいて、さまざまな局面で使える人材であるならば、多目的に使える武器になりそうです。

しかし、槍の名人のような専門性が必要とされるような状況ではかなわなくなるでしょう。

それぞれに一長一短があるということです。
そして、以下を読むと、ますます人間と同じだなって思うのです。

「武器の構成要素として長さ・射程、重量、威力、速度・連射力、操作性などが問題となり、さらに軍での運用視点から見ると、操作に必要な熟練度、調達コスト、生産性、信頼度、耐久性、携帯性といった要素も問われる。隠密性を求める特殊な武器も存在する。それら長所や短所は、他の武器や兵科との組み合わせ、操法や戦術の工夫によってある程度補われる」

当エニアグラム性格学では、「性格とは基本的な自己生存防衛戦略である」です。とても簡単です。

人はそれぞれに自分を守るための基本的な戦略を持っていて、それはつまるところある種の武器を持っているようなものと言えそうです。

どの人も、どのタイプでも、最低限ひとつの武器を持っていて、その一つでなんとか生きていかれるように出来ているように思うのです。


また、それぞれが持っている武器が、全てに優れることはないのですから、敗退することもあると考えられます。

むろん、武器の手入れをしなければ、性能を高める努力をしなければ、敗退したり自滅します。

しかしながら、他の人たちと組んで協力し合うことができれば、ある程度、欠点を補うことができます。

それでも、ヒトは縄張り意識が強く、また競争意識も強く、そこからみると、「人生は戦い」なのかもしれませんね。

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