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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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トモダチ作戦 軍の論理に無防備な国よ
琉球新報 6/24


http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-178539-storytopic-11.html

東日本大震災に伴う米軍の災害支援「トモダチ作戦」は、放射能に汚染された戦場を想定した訓練だった。米紙ウォールストリートジャーナルが伝えている。


この訓練は、福島第1原発事故をテロ集団が核汚染を引き起こす爆弾を爆発させたと見立てて実施。


在沖米海兵隊の第31海兵遠征部隊(31MEU)が参加した。米軍は「放射性環境下では最も有名な作戦になるだろう」と評価する。


しかし、航空機37機、300以上の車両、主要装備などが放射能汚染の影響を受け、航空機の除染に1カ月を要した。


だが除染作業の場所を含め海兵隊から沖縄側への説明は一切ない。県や関係自治体に連絡するのが筋だ。米軍の対応は無神経も甚だしい。


在沖米軍はこれまでも、核戦争を想定した実戦訓練を沖縄で秘密裏に行ってきた。例えば、米ロが大量の核兵器を保有した冷戦時代、米軍は核模擬爆弾の投下訓練を伊江島で繰り返した。


今回のトモダチ作戦で海兵隊は日本には恩を売りつつ、米国内向けには海兵隊不要論を打ち消すべく、核がらみの事態への対処能力を最大限にアピールした。



軍隊は軍の論理でしか動かない。戦後66年たった今でも通じる、沖縄発の教訓だ。「トモダチ作戦」については、各方面で日米同盟の絆を示す成功例として評価する傾向が強い。


兵士の献身的な働きぶりには敬意を払う。震災の惨禍を前に、国民が感謝するのも不自然ではない。


半面、彼らが所属する海兵隊が戦後沖縄でどれだけ傍若無人に振る舞ってきたのか。その点にも思いを巡らせてほしい。


 「トモダチ作戦」の成果を踏まえ、日米は今後、全国の自治体と米軍との防災訓練を強化するという。


米軍が日本中の空港や港湾などで訓練を行うのは歓迎すべきことか。軍の論理の先走りに、この国はあまりに無防備ではないか。


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