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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「エニアグラムを学んで、何かに役立つことはあるのですか?」と、少し前の講演で、質疑応答の時間において尋ねられました。そういう質問はしばしばあります。なお、今夜のブログでは、「役立つとしたら、それは無尽蔵にあります」と答えたいと思います。たとえば、「商売には確実に使えます」と‥。

 ある会話から、どういうところで商売に使えるのか具体例をあげたいと思います。会話の内容は、百貨店などの服売り場での店員と客との応対の仕方について、2人の若い女性が話しているところです。

A
さん:私が見てまわっているのに、声もかけない無愛想な店員がいるんですよ。それに、自分に似合う服なのか相談したり、専門家らしいアドバイスをしてくれるといいんだけど、そういう店員はめったにいないわね。
B
さん:私は声をかけられないほうがいいわ。店員さんがあれこれ言う店などわずらわしくて‥アドバイスも要らない。ほっといて欲しいのに付いてまわってくる店員もいる。そんなお店は二度と行かないわ。
 
 なお、これ以外の接し方もありますが、ここでは二つのみ取り上げています。さて、店員さんの客への接し方について、好ましいと思うものが違いますが、それはタイプによって違うものです。(今回はどのタイプなのか省略します)

 客の好みに合った接客方法を採用しなければ、売り上げに響くと考えられます。ところで、Aさんが店員ならば、
Aさん自身が言っていたような接し方がよいと思ってしまうでしょう。しかし、客がBさんのような気質の人であれば、その接し方では二度と来店されない恐れがあります
 
 一方、Bさんが店員ならば、Bさん自身が言っていたように、客にはあまり声をかけないほうがよいと考えるでしょう。しかし、
客がAさんのような気質の人であれば、客に声をかけず、ほおっておくような店員のいる店は、心地良いとは感じないと考えられます。

 また、Aさんがワンマンな経営者であったら、当然に同じ問題が起きる恐れがあります。ちなみに、当会の講座では、一見しただけでタイプを見抜く方法を取り上げているために、接客業で使うことができます。むろん、全ての人たちをすぐに判定できるというものではありません。しかし、典型的でタイプのわかりやすい人たちは結構います。

 さて、役立たせようと学ぶ人と、他人の非難に使うとか自己弁護に使うだけの人がいます。その違いがあるだけではないでしょうか。エニアグラム自体は単なる理論であり、また、単に「事実」をご教授しているに過ぎません。

 目の前に宝の山があるのに気づかない人がいます。一方、ゴミくずの山から有用なものを見つけ出せる人もいると考えられます。つまり、どんなことも当人次第で、当人が決めていることではないでしょうか

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