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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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円谷幸吉さんの遺書の文言はちょっと不思議です。

たとえば
、「父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました」とありますが、この言葉使いは、当時(1960年代)でも古めかしいものです。

目上の人たちに失礼にならないようにと敬語をつかいこなす礼儀正しい優等生気質(714)に多いものと言えます。また、遺書にするつもりで書かれているので、より丁寧にと心がけたと考えられます。

最後に書かれている、「幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました」について。28歳の男性が両親の傍で暮らしたいと願うのは、やはり幼さの表れだと考えてもよいかと思います。年少型タイプから探すところです。

再び、『オリンピックに奪われた命』の中にある情報をご紹介したいと思います。(青字です)

「東京オリンピックの前後に円谷と知り合った人々は異口同音に“生真面目な男”だという」 優等生気質(714)から探すところです。その他は2w1でウイングが重いタイプです。

一緒に風呂に入ったある友人が語っている。「円谷君は衣服を脱いだ後、それをキチンとたたむのです。まるでこれから包装するみたいにデパートの売り子みたいな手つきで、丁寧ですけど、バカがつくほど丁寧にたたむのですよ」

そして、「その躾は父親がたたきこんだものだった」と著者は書き添えています。

親の躾がずっと効果を上げることもあれば、そうでないこともあります。7人もの兄弟姉妹がいたのですから、たたきこんでも、ムダになった子どもがいたのではないでしょうか。

元々の気質が真面目とか礼儀正しさとか、尊敬する師の教えをずっと守るような従順な気質を内に持っていなければ、やがて崩れるものです。

礼儀作法や決まりに厳しい親たちの躾は、元々に真面目だった子をより生真面目な硬い人間にするだけのことです。逆に、子どもの気質によっては、かえって反発して、より反抗的で不躾な子どもにすることもあると考えられます。

また、このような一般論では見抜けなかったことが、エニアグラムというツールを使えば透視できます。

さて、小学4年から6年まで担当した担任が幸吉さんのことを語っています。「子どもはお掃除なんか嫌いで、私が監督しないと、箒で遊んだりしていますが、そんな時でも円谷さんはひとりでこつこつとお掃除をやっていた」 

このようなところから真面目な気質だとわかり、優等生気質が顕著だということになり、この3つのタイプまで絞れます。

なお、タイプ7は、掃除嫌いになりやすく、服をたたむという面でも可能性が低いので消去します。なぜならば、それは女性的なふるまいであり、男性性の強いタイプ7の可能性は低くなります。(続く‥)

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