そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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当ブログの2月12日に、かつてリビアのことを取り上げています。


リビアの人たちの生活水準が高く、教育も医療も電気も無料で、税金ゼロ。石油の収益で潤っていたために、高学歴・高福祉の国であったと。


しかし、私たちは知らなかった。日本のマスコミは欧米の通信社から記事を買って、それを流していたに過ぎなかったのでしょうか?


確かめたいと図書館に行きました。リビアに関する書籍は少なく、3冊見つかっただけです。


その中の一つ野田正彰著『砂漠の思想』にあるものとして、


道路は6車線あり、中央の分離帯には高い街燈が並ぶ、申し分のない高速道路。海岸沿いの道路には緑も多い。オリーブの園、ユーカリの並木、ナツメヤシの林になったりする。リビアは低硫黄の良質な石油を産し、しかも大西洋に近い位置にある。歳入の90パーセント以上が石油収入によって成り立っている」


江口朴郎と板垣雄三の編『交感するリビア』では、吉田ルイ子(写真家・ジャーナリスト)さんが書いているものが見つかりました。


リビアという国はアフリカで最も年収の高い国であると思われる。リビアではカダフィ大佐は人権の平等には非常に配慮した政策をとり、かなり一律である。金持ちもいなければ貧乏人もいない。日本の約4.7倍くらいの土地に、たった3百数十万人という人口しかない。そして、大体、一家に二台の車があり、1台はベンツ、2台目はホンダシヴィックかプレリュードというのが、ファショナブルとされていた。これはイタリアなどよりもよほど裕福な国だと。


また、上記の中の吉田ルイ子さんの報告ではカダフィ大佐と話したことがある人は「砂漠の中で瞑想をしているような哲学者肌の人だと言う」


「私(吉田本人)とはストレートに英語で話した。共同記者会見で会ったときは、非常にスタイリストであるという感じがした。ファーテハ大学で会ったときは、非常になごやかで物静かな感じがした」


欧米のマスコミでカダフィ大佐のことは、アフリカの狂犬、アラブのヒットラー、精神分裂症などと書かれています。上記とはだいぶ違います。


「アラブの春」という表現、誰かが流したイメージですが、ホントにリビアに春は来たのでしょうか。

最近は、リビアからのニュースが無くて、以下くらいしか見つかっていません。


★リビアの米領事館襲撃で米大使死亡2012/09/12

http://www.afpbb.com/article/politics/2900361/9504393

★リビア政情2013/02/05
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/4393729.html


上の「リビア政情」というブログに載っていますが…、

「アラブの春で独裁者を退陣させたチュニジアとイエメンが政治危機に直面していると言う話をご紹介しましたが、リビアの方ではこれらの国に輪をかけた混乱が続いている(尤もカッダーフィの個人独裁で組織的な国家としての体をなしていなかった」

書き手は、カダフィ大佐に批判的な人だとわかります。見方が偏っているようにも見えます。

独裁者が支配する国だとしても、国家としての体を成していなくとも、庶民の生活が保障されて豊かであれば、そのほうがましだと私は思うのです。

あなたはどう思われますか?

政治家や権力者の側から物事を見るのではなく、99%を占める庶民の側から見たリビアをもっと知りたいものです。



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