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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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5月末日、核融合科学研究所を見学しました。(なお、上記の動画は他の一行が見学したものです。私は以下の写真のところだけです)

岐阜県
土岐市の下石町といい、結構一般民家に近いところにあります。

また、研究所は、土岐のアウトレットから車で3分くらいという近さです。休日になると、遠くは北陸などからの買物客が押し寄せているところです。

(
写真・トリチウム除去装置が設置される予定の場所太いパイプに・クリックすれば拡大される)


見学する市民は20名です。まず研究所の小森所長から重水素実験の説明を受け、市民から質問が幾つか出ました。

実験に反対している市民たちですから、よく勉強されている方たちばかりです。

私は通りいっぺんのことしか知らないのでドギマギしてばかり!

また、予め用意された市民からの質問書が提出されて、その様子が地元の中日新聞に写真入りで報道されたようです。

(写真・オレンジ色がビームを入射する装置)


その後、建屋内に入り、トリチウム除去装置を設置する場所や、実験装置を見学しました。

約2時間くらいでしたが、建屋内にいたのは30分も満たないくらいで、一般見学者とは違うコースだったみたいです。

(写真・天井の厚さ1.3m薄くて遮蔽できないのでは?壁は2m)

重水素実験を行うと中性子線とトリチウムが発生しますが、ここの所長は、「中性子の量は微量」と回答してきたようです。

私は以前のことは知りませんが、それまでと違って今回は、「微量ではない」と回答しました。

見学を終えて、「(所長は)微量ではないと言ったよね」と、口ぐちに参加者たちが確認し合っていました。

ところで、以前、機会があり岐阜県の担当役人に質問して、重水素はどこから仕入れるのかと質問したことがありますが、はぐらかされてしまった!という体験をしています。

(写真・排気塔高さ40)

なにか隠ぺいしているのではないかと、どうも疑り深くなっています。なお、以下に核融合研のキッズ向けサイトがあります。

★重水素と三重水素はどこにあるの?
http://www.nifs.ac.jp/virtual/qa/1-2.html

「重水素は海水中にたくさんあります」「核融合は、資源を海から取り出すことができるのです!! 」などと書かれています。

でも、他のところもほとんど同じで、重水素はどこから持ってくるのか知りたいのに、書かれているところがなかなか見つかりません。

しかし、重水素燃料を海水から取り出すためには莫大なエネルギーが要るようだとわかりましたが、以下のサイトのように、それらしいことは書き記されていません。

http://marumaru-yamane-fusion.blogspot.jp/2010/11/blog-post_30.html

そこも重水素はどこで製造されているのか書いてありません。いよいよ不可解です。

しかも…、
水素の中の重水素の存在比率は0.015%」で、また、「水素と重水素は化学的・物理的性質が非常に似ているため分離することが困難である」と、あります。

全体を読むと、なんだか、はぐらかしているように見えます。

実験推進派のサイトはたぶん皆そのような言い回しをしている感じです。

また、莫大なエネルギーが要るのであれば、重水素の価格は高額になるに違いない!と誰しも予想します。

そして、漸く
以下の二つを見つけました。

国内では製造されていない。カナダ、アメリカ、フランスからの輸入に依存している」「重水素化化合物の値段100グラム14000円」とあります。

でも、ここも変です。重水の値段が書いてありますが、「重水素」ではありません。

(重水D2O  重水素は 2H   三重水素3H =トリチウム)

ちなみに、ウランと比較してみると、ウランの価格は2013年5月現在、1ポンド(453.6g)で、42 USドルです。

今なら日本円では4200円くらいになります。100グラムならば約1900円くらいです。ウランの9倍です。べらぼうです。

さらに、重水を重水素にすると、もっと価格はあがるのではないかと…。

何やら25mlで2万円もする溶液があるみたいですが…。重水素はそれ以上の価格になるのでは??

http://www.jstshingi.jp/abst/p/09/918/fukui2.pdf

http://www.pharm.or.jp/hot-news/125kh/pdfs/018.pdf

上記には、
「原子炉用材料や戦略物質として重要なので輸出規制がされている」、「高価で入手に時間がかかる試薬」とあります。

そのため他国に頼らず、安い値段で重水素を得ようと研究者たちがしのぎを削って研究を進めているという段階のように思われます。

「重
水素は海水中にたくさんあります」と宣伝用パンフに書いていますが、これでは、海水をそのまま利用するのだと勘違いしてしまうでしょう。

原料は海水なので無尽蔵にあるというのです。

海水から重水素を取り出すのに、一体、どれほどの費用がかかるのか、エネルギーも相当に費やすようですからね。

イヤ、勘違いされるように書いているのだと思うのです。

あの人たちは国民から許可を得られない実験だとわかっているので、ゴマ化すしかないのです。

また、いつの日か、水爆や中性子爆弾が必要になるかもしれないので、たとえ国民に知られてもゴリ押しで研究を続けて、既成事実にして認可させよう、と目論んでいるのではないかと…。

軍備にまつわることではどこの国も同じで、裏で着々と準備が進められている恐れはある、と思うのです。

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