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先日、「養老天命反転地」に行って参りました。建てられてから早くも13年経過していますが、漸く叶ったというわけです。岐阜県の養老公園内にある、哲学的(?)で、ちょっと不思議な雰囲気のあるテーマパークです。
HP→http://www.yoro-park.com/j/rev/index.html
名古屋市出身の芸術家・建築家・哲学家だという荒川修作さんと、アメリカ人の詩人マドリン・ギンズ(女性)さんが作り上げた野外アート空間です。
ちなみに、以下のように写真に撮っていますが、樹木は剪定されないことになっているらしく、HPの写真よりも大きく伸びて茂っています。
天命とは「死にいたる宿命」を意味しているみたいで、それを「反転」させるのですから、「私は死なない」という究極の意識変革へと導いていこうとするもののようです。
そして、心ではなく身体で感じろということらしい。また、既存のものを疑い、常識を覆すことが必要だと、荒川さんは語っております。
そのためか反転地は水平なところがなく、どこもかしこも傾斜があり、平衡感覚が失われるように設計されています。また、家みたいなものを模ったオブジェが幾つもありますが、その通路が狭く壁は入り組んでいて、バスタブなどが壁に突き刺さっています。
(クリックで拡大)
また、頭上に机や椅子が逆さに取り付けられていますから、自分のほうが天から地上を覗いていることになる‥。
家らしいオブジェも崩壊寸前みたいに建っています。人の多くは安定を求めますが、そうではなくアンバランスで不安定なほうが、より良いのだと言っているかのようです。
それらのオブジェを通過する時は、日頃使わない筋肉を使うことになり、なかなかに疲れます。また、せめて5時間くらい体験しないと荒川さんの目指している感覚というか知覚は得られないのではないかと思います。2時間弱の体験でしたが、足の裏が熱くなったくらいです。
(なお、満開の桜が傾斜したコンクリート壁から見えます。後は養老山脈)
彼は「負荷のない暮らしはかえって人を衰えさせます」と講演などで語っています。どうやらバリアフリーではいけないらしい。
その対極にあるので、「反転地」はどこも傾斜があって、動きまわると身体に負荷が課せられます。刺激を受けて、少しは元気になり、そして老化も少しは抑えられるのかも‥。
以下は荒川さんの建築した「三鷹天命反転住宅」に体験入居した人の記録が載っています。反転している住宅内部が観られます。
http://www.milestone-art.com/htm/sp/tokumaru-1.html
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