そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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前回(10/28)、取り上げたように、5人のひきこもりの男子たちをみなタイプ2w1と判定しています。また、両親の離婚で父親不在という共通点がありました。

この場合、タイプ2は「父親を強く意識するタイプ(261)」ですから、父親の役割が大きく事を左右します。子どもとの関わり合い方について、まずは父親と話し合い、その気質を理解してもらう必要がありますね。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

父親と別居しているのであれば、電話やメールなどでちょっとした声かけをまめに…。でも、精神状態が悪い時は、どこかに気分転換させて楽しいひと時を重ねてほしいところです。

その場合、注意したり上目線にならないことが重要です。タイプ2に限らず、どのタイプの子どもであっても、関わり方として最も必要なことは優しさにつきます。意見したり注意する、訓話するなどは愚策というか、最も避けなくてはならないものです。

子どもが落ち着いているとか、ちょっとした前向きなことをしたら、「いいね!」とか、「やるじゃん!」とか何気に軽く褒めてほしいのです。うまくやれたら、「よく頑張ったね」「凄い!」と、これも何でもないような雰囲気で軽く褒めてみてください。

子どもは狭い世界に閉じ込められていますから、できるだけ世界は広いんだとわかるような体験を探し出してください。街住まいであれば田舎体験、田植え体験、間伐体験などもいいかもしれません。

珍しい職業がいろいろありますから、それらを見学できる機会も探してほしいところです。世界を知るほどに、心は開かれていくと考えられます。

叱らねばならないことも起きますが、その後にかならず褒めてください。うまい褒め言葉を日頃から用意してメモしてほしいとよくお話しています。とっさには思いつけないからです。

これは、タイプ2の子どもは、父親からの叱責と褒め言葉で、元気にもなり意欲減退もするという顕著な傾向があるためです。

つぎに、以前に取り上げた「
宝塚ブスの25ヶ条診断」(http://busu25.net/check.php)にもあるように、タイプ2は、「人のために頑張れる」という気質です。

自分の頭の上の蠅も追えないのに…、
他人事なのに…、なぜか弱者には手を貸そうという気持ちになりやすい気質です。従って、年下の子どもたちと交わり、その子の保護者役ができるような体験ができる何かを探してみる必要があります。

養護施設を訪ねるとか、学童保育やその他で手伝いをしたり。あるいは、高齢者の介護現場を見学したり、何かで手助けできないかと、本人に気づかせられる機会を見つけてください。

人に必要とされることにトライさせるのです。タイプ2はお母さん気質ですから、基本的に他人から指図されたり、指導されることを好みません。大人の言うことに耳を貸しません。

やる気を起こさせられるとしたら、年少者や高齢者や弱者との関わり方の中から、必要とされている自分を見出した場合です。

ひきこもりの子の日常生活を健全にする、昼夜逆転の生活を変える、などといったことを目標にしても、ひきこもり状態から脱出できるとは思えません。それらを注意する必要はないのです。

できるだけ世に出て、様々な体験ができるように、何か手立てを考えることが有効だと考えられます。

また、以上のような父親の協力が得られないのであれば、父親代わりになる男性をどこかから見つけ出して下さい。タイプ2の叔父さんとかご近所の世話焼きなおじさんたちに応援を頼んでほしいのです。

この人たちも「人のために頑張れる」という気質なのですから、ともに元気になれる機会です。しかも、幸いなことに、タイプ2の男性は歩けば棒に当たるくらいに多く、世話焼きで良質な男性もけっして少なくありません。

このおじさんたちから、将棋とか駒回しなど、旧来からある遊び方など教えてもらうのもいいものです。ゲームを一人でやることが、どれほどつまらないものか体得してほしいと思う。

少し元気を回復したら、柔道や剣道などやスポーツクラブなどに入るのもよい方法です。できるならば仲良しの友だちがいたら、一緒に入ったほうが馴染みやすくなり、持続できます。そして、このような武道家は父親代わりになりますし、礼儀作法を教えてくれる男性は貴重です。

ただし、叱るだけという指導では怖がって引いてしまうので、褒めたりやさしく声かけをする必要があり、それらを事前に、事情を話して理解してもらう必要があります。

本人の周りに父親代わりになるような世話焼きな男性をより多く配置してほしいものです。母親では、また女性では、うまく導くことができません。

ただし、本人の心が後ろ向きでくじけている時は女性カウンセラーでなければ受け付てもらえません。女性的なやさしさ穏やかさしか受け付けないと考えられます。

タイプ2は元々に男性を警戒する気質ですが、精神状態がわるくなるほど男性が怖くなるからです。しかしながら、本当は男性大好きという気質です。

ですから、その子にとって、その男性が自分に関心を持ってくれる、おしゃべりしていると楽しい、となれば、ひきこもりからの脱出は早くなると考えられます。少し元気を回復したら、男性のカウンセラーや教師や師匠のほうが影響力があり、指導にうまく乗ってくれる可能性があります。

つまり、男女をどのような場面に振り分けて活用するかは、本人の精神状態によって違ってくるということです。また、タイプの違いによって、対処法が違うってことを知ってほしいのです。

うまくまとめられなかったのですが、タイプ2の子どもたちとの接し方や方法など参考にできるものであれば、どうか役立ててほしいと願っています。

ひきこもりが長引くほどに、社会復帰が難しくなります。ですから、ご家族だけでなく、身近に接している人や、学校やその他の関係機関もできるだけ早く手を打ってほしいと願っています。

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