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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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ある日、元受講生(2w1女性)が娘さんを伴って、久しぶりに訪ねてきました。娘さんのハワイでの結婚式の写真を持参されて、そこに載った人たちのタイプを知りたいみたいです。

受講生は娘さんの夫(婿)のタイプをタイプ7w6、婿さんの母親も7w6で、父親のほうはタイプ9w1ではないかと予想されていました。

5年以上受講された方なので、人の観察はしっかりとされている方です。でも、これから親戚付き合いをしていくので、正しいタイプを知って、よりよい関係作りに役立てたいと言うのです。

どうやら最近は結婚式に費用はかけず、ハワイ旅行を二家族でして親交を深めるというのが流行っているようです。スナップ写真もたくさん撮られていて、表情などもよく出ている華やかな写真集です。

撮られた写真をみたら、お婿さんは緊張感がどの写真を見ても無さそうに見えます。たとえば、足元は大抵開いていて、肩もいからず表情もリラックスして、いつも通りにしているって感じです。

タイプ7であれば、結婚式とは一世一代のハレの日であり、元々緊張しやすいのですから、さらに緊張感は増しているはずです。

タイプ7は緊張が強くなると何かおかしなエピソードが出てくる可能性があります。たとえば、友人同士での忘年会という状況ならば、普段は羞恥心が強いはずなのに、下ネタで笑わせるなどもしてしまうのです。興奮しやすく、楽しみたがるタイプですから。

ちなみに親戚の葬儀で出会ったことですが、ある娘さんの父親が死去した火葬場でのことです。娘さんは興奮していたようで、骨の収納袋(名称知らない)を、まだ骨は入ってませんが、手マリみたいにころがして、周囲の人たちをギョッとさせていました。

とはいえ、緊張感というものは、その場で実物を見ても、緊張しているのかどうかを判断できるというものではありません。しかし、同じ場に、他のタイプの人がいれば比較できて、その違いによって、当人のタイプが浮き上がることがよくあります。

で、結論的には、他の情報から婿さんはタイプ2w1で1のウイングが軽いと判定しました。緊張しにくいタイプです。1が重いほど(タイプ1の気質をより多く持つほど)に緊張しやすい気質になります。

ところで、受講生の夫をタイプ4w5だと判定しておりましたので、早速に撮られた写真を見てみました。そのほとんどが、他の人の後方とか後部席だったりと、中心にいることはなく、顔が半分しか写っていないものもあります。肩が傾いていたり、カメラと正対していないので身体がよじれているって感じもします。つまり、緊張しているのです。新郎でもないのに

婿の母親のタイプもタイプ7w6だと予想していたみたいですが、やはり緊張感は見当たりません。私からはタイプ2らしいという印象なのですが、受講生からはおとなしく控えめな女性に見えていたみたいです。

料理をしたがらず、コンビニ弁当で夕食を摂ることが多いとか、地味な服装で押しつけがましさがないので、タイプ2では無いと予想されたようです。

なお、ハワイの文化として花の耳飾りがありますが、彼女が突然に耳飾りを付けたがり、「花を買ってきて」と主張したみたいです。タイプ7は「長男気質」です。耳飾りという女性的なものに惹かれる可能性は低いと見ています。しかし、その場の気分によってはあり得るかもしれず、判定には至りませんでした。

婿さんの父親に関しては、エピソードと言えるものがほとんどなく、タイプ判定は無理でした。でも、この傾向があればタイプ9w1の可能性はありますが、これだけでは判断できるものではありません。

最後に、受講生の娘さんはずっと以前からタイプ3なのかもと、私も彼女も予想していたのですが、初めて直接に会ってみたら、すぐに人懐っこい視線をこちらに向けます。ああぁって感じです(笑い)

会話にもすぐに自然に入ってきて早くも場馴れしています。タイプ3ではなかったのです。父親のことをスッカリと忘れてしまう母親中心の娘さんだと聞いており、その他の情報からもタイプ3と絞ってしまったのでした。

ところが、父親がタイプ4w5で、しかも、日頃の言動などを把握していれば、判断ミスをすることはなかったでしょう。よく見かけるのですが、タイプ2w1の妻であるとその夫(タイプ4)は、家庭内では居候的な存在になることがあります。従って、忘れられやすくもなります。

むろん、元気活発なタイプ4はそうはならないのですが、おとなしく控え目だとか自分に自信を持っていない夫は、妻に圧倒されてしまうのか影の薄い存在になりやすいようです。

元々に「隠れる」という自己防衛本能を持つタイプなので、「影が薄い」にはなりやすいのですが。ということで、家族の全タイプを正しく知り、それ考慮すればタイプミスは避けられたのです。

タイプ4は隠れて身を守る
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory3.htm

さて、ここでの注意点は2つでした。一つは、結婚式という同じ状況にいたならば、そこでの役割(主役かどうか)なども考慮して、他のタイプの人と比較することでタイプが浮き上がるということです。

次は家族のタイプについては、情報提供者の言うことだけでタイプ判断せずに、正しいタイプを見つけ出すには、全家族のエピソードを、できる限りたくさん把握できるようにすることです。

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