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YouTubeに、たくさんの動画が登録されるので、バラエティに富んだ予想外のものまで観られるようになりました。本当に驚くべき時代になったんですね。
さて、ペルセウス座流星群が観られなかった方たちへ、流れ星の動画が以下で観られます。http://www.youtube.com/watch?v=cPqIY6J6K7U
そして、流れ星を見て、それを天文台に報告した人たちがいます。国立展望台のキャンペーン「夏の夜、流れ星を数えよう」に協力したという訳です。
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090811/count/area00.html
それによると、日本国内では2084個の流れ星が見られたみたいです。一番に多かった時間は13日の2時台の255個です。主に3、40代の人が一番よく見ていたようです。
働き盛りで多忙な年代の人たちがよく観ていて、ゆとりのありそうな年代の人たちが見ていないとは、意外な結果です。
ところで、15日の報道の中に、国際天文学連合の総会で採択された決議案の内容が公表されていました。「夜空の星を見ることは社会文化的そして環境的な意味での基本的な権利。ゆえに都市部における照明の使用量をもっと控え目にするべきだ」というもの。
天文学者の意見も紹介されていました。「裸眼では最高5000個まで星が見えるはずだ。照明のせいで150個くらいしか見えない。都市部の照明の3分の1近くは上空を照らしている。街灯にカバーをかけて光の方向を下に向けて弱くてエネルギー効率の良い電球を使用する方法がある」
また、「全世界で天の川を見ることができない人の数は20億人以上に上る。人類にとって、星空は世界遺産の一種だ」とも述べています。
生まれた時から星がほとんど見えないのは都市住民にとってごく当たり前のことで、仕方ないと思っていたような感覚はあるのではないかと。
でも、いつも感じていたことなのですが、街灯が増える一方で都会の夜はあまりにも明る過ぎます。防犯のためとはいえ必要以上にあると考えられます。
ちなみに、こうして星空を見る権利を主張していいんだと、ハッと気づかされましたが、同時に、開発途上国では美しい夜空が見られる場所はたくさんあるのではと気づくと、ハッと顔が青ざめてしまいます。
もう一年前のことになりました。アフガニスタンで支援活動をしていたペシャワール会の伊藤和也さんは、この国の夜空について語っていたようです。「本当に凄い美しいんだ。日本にいる人たちに見せたい」と。彼はその8月に殺害されてしまったのです。
都市化が進み、星空を取り戻したいと権利を主張する人たちと、こちらを対比して考えてみると、なにか哀しい気持ちに襲われてしまう‥‥。
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