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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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13日のパリでの連続襲撃事件をマスメディアは幾度もしつっこく取り上げていますが、その前日に起きたベイルートの連続自爆攻撃事件はあまり取り上げられていない。というより、比較できないほど少ない。なぜ?って思ってしまう。

★12日夕方ベイルートで連続自爆攻撃、200人以上死傷
http://www.bbc.com/japanese/34805824


レバノンでは25年前に内戦を終結しており、不安定な国だとしても大きなテロ事件はなかったのです。
しかも、国民の40%はキリスト教徒です。欧州、つまり西側に起きたことは重視して、中東やアラブで起きたら、軽視できるのだろう…。

と、思っていたら、なんと
シリア在住の女性アナウンサーのツイードを偶然に見つけました。
「敬愛するパリよ。あなたが目にした犯罪を悲しく思います。でも、このようなことは、私たちのアラブ諸国では、毎日起きていることなのです。全世界があなたの味方になってくれるのを羨ましく思います」

ところで、この事件を知り、アベ首相は勇み足になっているのでは? 悲しむことなどまるでない非情な人間ではないかと、私自身は想像している。

日本国をテロの対象国にしてしまったアベ政権。ゆえに、「首相を交代させることが最大のテロ対策だ」と、どなたかがツイートしていましたが、まさにと思わざるを得ない。

そして、最近知ったのですが、外務省が発行している外交専門誌『外交』の巻頭に載った記事に、アメリカの論客
クリストファー・レインの論文があります。彼は「オフショア・バランシング戦略」を主張している人物なのだそうです。IWJサイトで知ったことです。

★外務省『外交』
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/gaikou/


なお、「オフショア・バランシング戦略」とは、「海の向こうの大陸にAという巨大な勢力が台頭してきた時、同じ大陸のBという別の勢力を後押しして、ABを対立させて相打ちにし、自ら沖合に引いて犠牲を最小限にすませ、漁夫の利を得る、という戦略」だという。

IWJ
の岩上さんの説明によるものですが、レインは「米軍は財政難により、いずれ東アジアの覇権を継続できなくなるので、西太平洋の覇権を中国にゆだねて撤退する。取り残される日本は核武装するだろう」と論じている。

つまり、「軍事的な鉄砲玉として、日本をさんざんに使い、金も巻き上げておきながら、いざとなれば米国は引き上げてしまう。その時に日本には「自爆死」用なのでしょうか、核兵器をもたせてやろうというのです」と、解く岩上さんです。

米国に親しんでいる日本人は多く、こんな戦略を知ったら仰天動地ものだろうと思う。そうとは知らず、「頼もしい味方だ」と思こんでいる「人の好い人たち」に読ませたい論文です。

それにしても、外務省の発行する雑誌にこのような記事を載せるなど、一体どういう狙いがあるのか。

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