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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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  政権交代」という「チェンジ」が起きるかのような報道が続いています。しかし、どの政党が政権をとってもさしたる違いはなく、単に政治家個人のチェンジに過ぎないように感じます。

 ある人が言うには、30%の悪化よりは20%の悪化のほうがましなので、投票に行くそうです。しかし、大量の票を獲得した政党には、能力がないというだけでなく、立身出世したいだけとか、政治家にだけはしたくない人物も混じり込む恐れがあるのではないかと。

 政党政治とは言われていますが、やはり政治家一個人として、その資質と能力と先見性などがある方でなくては、任せられないとは思いませんか。

 ところで、衆議院選挙の投票と同時に行われるものがあります。「最高裁裁判官の国民審査」です。

 最高裁の裁判官は、時の政府が任命しています。
法を守る最高責任者が、どんな人物なのか、それも重大なことではないでしょうか。

 でも、私たち庶民には全く分からないので、ほとんどの人たちが、「×」と点けることがないようです。「×」とは書かずに、無印にすれば「信任された」ことになってしまいます。

 しかし、今回は「竹内行夫判事」の信任が問われています。彼は外務省から天下りした元外務事務次官です。

 ご存知のように、アメリカがイラクを攻撃したのは、大量破壊兵器をイラクが持っているとするためです。しかし、大量破壊兵器は無かったのです。

 米国に盲従したのが現政権です。
その現政権下で、同じく米国のイラク攻撃を支持して自衛隊をイラクに派遣した責任者が竹内行夫判事です。

 一方、名古屋高裁は昨年4月に、イラク派遣を違憲であると判定しました。つまり、「憲法の番人」であるべきはずの人物が、憲法を守らなかったという過去を持っています。

 私自身はこのようなやり方(内閣が最高裁判事を任命し、国民が不信任したい時は×と書く)に納得できず、裁判官の信任投票に際しては、ずっと×を入れていました。  

 選挙権を得た20歳のころから、ずっと×を入れ続けたのですから、何十個?×を入れたのやら。
しかし、今回ほどクリアに迷わず「×」と入れられる人物はいませんでした。

 明日、投票に行かれたら不信任を表す
「×」を忘れずに入れて頂きたいと思います。できましたら掲載されている全ての裁判官に対して「×」を!

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