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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 世の中には、男性なのにどこか「女」を感じさせる男性がいます。女性なのに、どこか「男」を感じさせる女性もいます。とっても不思議に思っていたことの一つです。

 エニアグラムと出会い、9つのタイプがあると知り、ある発見から、それらを少し解明できたことは、私にとっても望外のことでした。

 さて、タイプ6を「次女気質」と名づけてから早何年経つのでしょうか。講座を開いてから、膨大な情報を得ることができて、理論の肉付けが出来るようになったと言えるでしょう。

 なお、タイプ6は女性性が強い気質ゆえ、女を感じさせますが、色っぽい女性ではなく、どちらかというと、ちょっと少女的な印象のほうが強い人たちです。

 なお、それは主に6w7のほうで、6w5に当たる女性は、妙齢の娘さんらしく、また落ち着いて考え深そうに見え、かつ淑やかというイメージです。

 ところで、タイプ6の男性も「次女気質」です。見かけ通り「男」には違いないが、本性は「女性」なのだなあと思わされることがよくあります。

 お菓子作りが好みとか料理に関心が向くところがあります。包丁などの調理道具やインテリアにも関心が向きます。かつての受講生の中には、ペンダントなどの装身具を作っていた方がいます。

 知り合いの息子さん(6w5)は、20代後半で独身ですが、実家から遠い地に就職しました。男友だちにはこまめに電話を入れるみたいですが、母親や妹にはめったに電話を入れないと聞いています。

 (ちなみに、女性への関心は低いみたいで、母親のことはあまり気にならないみたいなことを言ったそうです。理論通り、「男性を強く意識するタイプ261」の特長そのまんまです)

 この男性は、「生け花」「華道」に関心があり、さらに花器にも興味を持ち、珍しくも母親へのお土産として「花器」を持参したみたいです。

 ある男性(6w5)も、大学では茶道部に入っていました。部は女ばかりで、女性の中にたった一人であったにも関わらず、緊張せずにいられるようです。

 タイプ6は、女性的なことに関心が向くみたいですが、気遣いの仕方からも女性らしさが垣間見られます。

 ある40代の男性(6w7)が、自分の母親が亡くなった折、牡丹の花を棺の中にそっと入れていました。後から知ったのですが、その花は彼の母親が丹精こめて育てていたものだそうです。
 また、夏でもあり、疲労と暑さで食欲がなくなっていたのですが、冷やしてキレイにカットした果物を大きなお盆に載せて持参しました。その女性的な気遣いの仕方に、葬儀に参列した人たちが、みな一斉に感嘆してしまったくらいです。

 タイプ6の人たちは、こまやかな女性的な気遣いをすることがあり、生活の中のこまやかな方面に意識が行くみたいです。

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