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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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時の人・小沢一郎幹事長は、毎年のように故・元首相の田中角栄の墓参りをしています。角栄は、小沢が死んだ息子と同じ年齢だったためか、あるいは優秀だと認められたのか、息子のように小沢をかわいがったと言います。

ちなみに、角栄はタイプ2w1で、息子と同い年の若者が優秀であれば、かなりかわいがる気質です。2のお母さん気質の人たちは男好きで、年下で、自分を慕ってくる、自分に教えを求める若者に肩入れしやすい傾向があります。

ところで、親の墓参りをしない人たちが少なくない昨今ですから、恩を忘れず墓参りとは、タイプ8らしくないというイメージを持っているならば、それは訂正したほうがよいのではないでしょうか。

一昨日のニュースにもありました。
「小沢一郎が葬儀委員長を務めていた八尋護(やひろ・まもる)の葬儀では、滝のように双眸(そうぼう)から涙があふれたとあります。小沢に魅せられた八尋は、小沢をそばで支え続けて、忠臣とか金庫番とささやかれたという」

837の3つのタイプは、人を信用しにくく警戒心も強く、疑り深くて利己的なところがあります。彼らにとって世界は否定的で戦場みたいなところであり、みな自分のことしか考えていないエゴの塊だ、と思いやすいタイプです。利他的になりにくいのです。

しかしながら、自分に信頼を寄せてくれる人物がいると、初めは信じられなくとも、それが本物だとわかれば、驚きつつも感動して、恩に感じやすい傾向があります。しかし、状態によっては、他人を支えることはなく、利用するか追い落とす存在でしかありません。でも、惚れた女はよく庇護するほうです。

逆に、人の世話をしたがり助けることも多い、また、他人を信用しやすいタイプ2のほうが、他人から信頼を寄せられても慕われても、さほど感動するほうではありません。自分も簡単に他人を信用しているからで、それはさして難しいことではないからです。しかし、惚れた男ならば支えたがる気質です。故・八尋護は、タイプ2の可能性があります。

タイプ2は熱血で、タイプ8は冷血な人間だと思われることがあり、それも間違ってはいないのですが、タイプ2が恩を忘れやすく、タイプ8が恩を忘れにくいという傾向はあります。


ただし、タイプ8は、自分に歯向かう人間、敵対する人間、裏切る人間には冷血度が増し、けっして忘れることはないでしょう。でも、タイプ2も裏切られたらショックを受けますが、時とともに忘れやすい気質です。

タイプ8は部下などに期待したり頼ることはないが、タイプ2は部下に期待して頼るので、期待に応えない人間に立腹して追い出すことがあるかもしれません。

タイプ8にとって、部下は自分の命じたことだけをやればいいだけですが、命じた以上のことをすると立腹して追い出すかもしれません。でもタイプ2は、自分が命じなくとも、部下が気を利かせてやるものだ苛立ち、立腹して干渉的になる傾向があります。

しかし、タイプ8の部下になったら自分が裁量できるものは何一つなく、イエスマンにならなければ務まりません。タイプ2の部下になり信頼されれば、何かを一任されることがあります。

こんなふうに両タイプを見比べていくと、本当に、性格というものはうまくできているなあと思うのですが、皆さんはどう思われたのでしょうか。

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