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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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3月30日の夜は、「ブルームーン」を見られましたか? 月の満ち欠けは29.5日の周期なので、1ヶ月に二度、満月の夜が来ることがあります。(写真をクリックすれば拡大されます)

51e4146e.jpg946年に「Sky & Telescope」誌の誤解から、月のうち2度目の満月を「ブルームーン」と呼ぶようになったみたいです。どういう誤解があって、そうなったのかわかりませんが…。でも、この月を見ると幸せになると言います。でも、すぐにブルーに変ってしまうことはないのかな?!

ところで、下の写真は近くの少年院の庭に咲く桜です。以前は、旧海軍名古屋航空隊があったところです。その近くにある道路はもと滑走路だったので、道はまっすぐです。

約300本の桜ですが、うち100本は大きくて市の名木に指定されています。開放されるのは年に一度だけで、土曜日の午後の3時間だけです。写真には青色の金網塀が写っています。

524d48b1.JPG収容されている少年たちは、その時間は室外に出ることができません。また、少年院の桜ゆえか、漫画の「巨人の星」を連想する人がいるみたいです。

ところで、愛知県内は軍需産業が多かったので、かつての軍事施設もかなり多い。軍隊と桜は、どうも付き物みたいですね。桜はパッと散るので、お国のために桜のように潔く散りなさい、ということらしいのです。

ちなみに、一昨年の春、韓国の慶州に行っています。新羅(しらぎ)の都だったところです。「竜頭」という名は出自が新羅なのではと調べた郷土史家がいたからです。

(新羅は紀元356~935年頃に朝鮮半島にあった国です。「竜頭」は、この新羅からの渡来人で、王族の末裔なのかと地方新聞に載ったことがあります。ホントか??)


その慶州の近くに鎮海市(チネ)があります。1980年代に鎮海を世界一の桜の都市に育てようという国策により、桜の本数はなんと34万本もあると聞いています。

その折に、韓国人の桜に対する考え方を知りました。朝鮮半島にはもともと桜はあまりなかったみたいで、日本の植民地時代に日本人が桜の木を植えたことから、植民地支配の象徴みたいに思われていたと言うのです。

それで桜の伐採運動が起こり、桜の木が軒並み切られてしまったという。しかし、その後、ソメイヨシノの原産地が済州島の漢拏山(ハルラサン)であるという噂が韓国内で広まり、伐採は止まったと聞きました。
                                             c8b1192e.JPG

 でも、桜をこよなく愛する人たちばかりなのか、今日はどこに行っても、桜を仰ぎみて、そぞろ歩く人たちで一杯でした。こんなに美しいのですから、平和の象徴にしたいものですね。
(井上公園の桜 )

 

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竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
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