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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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ある日、「何か人づきあいにおいて、理解できないことがあったら質問してください」と受講生を前にして語りかけました。すると…、

受講生A:先週のことですが、会社で送別会があって、夜も更けて、一人ふたりと帰り出して、席が空いたので、「おいで、おいで」と、同じ課の女性を手招きしましたが、この人、私たちの席のほうに来ないんです。なんか不機嫌そうで、とうとう来なかったんですが、どうしてなのかわからないんです。
講師のR:その人は、あなたの同僚なんですか?
受講生A:いえ、2年先輩ですが…、なにか?
講師のR:先輩に対して、おいでおいでと手招きしたんですか?
受講生A:えっ、いけなかったんですか?
講師のR:そのジェスチャーは、相手が子どもでないと……、

受講生B:法事が終わって、好意のつもりで姑に対して「(姑の自宅まで)送りましょうか」と言ったのに、姑から断られました。なんとなく不機嫌そうにしていたように見えるんですが、それはどうしてなんでしょうか?
講師のR:あなたの姑さんはたしかタイプ7と判定していたと思うのですが?
受講生B:ええ、その通りです。

講師のR:タイプ7は年上や目上の女性には礼儀正しい言葉使いをするほうですからね。自分の姑に対してならば、「お送りしましょうか」と、「お」くらいは付ける人なのではないかと思います。
受講生B:えっ、「お」をつけなくちゃいけなかったんですか?
講師のR:他に原因があるのかもしれませんが、その可能性もあると思います。
 
上記の受講生はたまたま2w1の人でしたが、タイプ2だけでなく、タイプ5やタイプ8の人たちも、自分の立場を失念して、不躾な言動をしている自分に、気づいていない場合があります。

攻撃タイプ(8・2・5)は敬語を使えないとか、礼儀正しい言葉使いができない人を結構みかけます。第三者から教えられて、初めて自分の行為が「不躾」だと知るのです。

相手が目上だとか年上だということに、意識を向けていないのです。むろん全ての人たちがそうなのではありませんが。


なお、「こましゃくれた子ども」をよく見かけますが、そのほとんどは2w1と判定できるだろうとみています。タイプ2はお母さん気質です。

ですから、子どもなのに、本人は無自覚で、「みんなのおかあさんのつもりでいる」ので、大人と対等のような口調になり、なんだか、こましゃくれて見えるのです。

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