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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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アメリカはルーツ探しが盛んな国です。オバマ大統領が、ブラッド・ピットやチェイニー前副大統領と遠い親戚に当たるという報道がありました。 

ヒラリー・クリントンとアンジェリーナ・ジョリーも、第9親等の従兄妹にあたるというニュースもありました。歴史の浅い国ゆえ、自分たちのルーツを見つけ出したい、という気持ちになるのは理解できるところです。

ところで、「竜頭」は連れ合いの姓で、実家は福井県の敦賀市です。オバマ大統領のオッカケで有名な「小浜市(おばま)」の近くにあります。

敦賀市内にある「信露貴彦(しろきひこ)神社」の宮司を代々していて、以下のように紹介されているサイトを見つけています。

「この神社の宮司は新羅系の家系であることから、信露貴彦神社は新羅系の神社である証拠とされている。祭神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と日本武尊(やまとたける)で、古代の新羅系渡来人との繋がりが深く、白城神社とも同系の氏族が祀ったものとされる」

http://susanowo.kyo2.jp/e3893.html

ところで、漢字の当て字は、時代を経ると変わるものだと知られています。神社の名は「シラギ→しろき」に変化したとか、「新羅白城白木」とか、「新羅来(しらき)→白木」とか、「新羅→白鬚神社」という変化もあるみたいです。

地名にも同様な変化があります。若狭(ワカサ)の語源も、朝鮮語のワカソ(往き来)から来ているとも言われています。

「敦賀」という名も、渡来人の都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)だという伝承もあります。(出羽弘明「新羅神社考―新羅神社への旅」)  

ただし、古代朝鮮語の地名だけでなく、アイヌ語系の地名が九州などにもたくさんあるみたいです。地名とか古い神社の名前などを考えると、何かがあぶりだされてくるようで面白いですね。

ごく最近になって、父親から息子に受け継がれるY染色体のDNA分析に基づいて、同じ名字の男性は遺伝子的なつながりを持つ可能性が高いことが証明された、という報道もありました。

「竜頭」と名乗る人物が九州にいると聞いています。珍しい名前なので、たぶん遠い親戚に当たるのではないでしょうか。
 
また、日本人男性のY染色体は、4種類に大別され、うち2種類は縄文系、他の2種類は弥生系であることが判明したというものもあります。これをみると、縄文系がアイヌ語系で、弥生系が朝鮮語系みたいな感じがします。

いずれにしても、どちらも大陸からの移住組で、日本は多民族国家に違いないのです。

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HN:
竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
性別:
女性
職業:
講師・カウンセラー・ライター
趣味:
読書・散歩
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