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久しぶりに、本多勝一さんの著書、「俺が子どもだったころ」を読みました。30代の頃はこの人の文章ならばなんでも読むというくらいに夢中でした。でも、どうしてだが熱が引いたみたいに読まなくなってしまった…。
勝一さんは元朝日新聞の記者で、現在は80歳くらいです。数々の探検もののルポルタージュをヒットさせています。ニューギニア高地人のルポなどは、お腹が痛くなるほど笑いこけました。
ところで、この本の中に、彼の子どもの頃のあだ名が「オイベッサマ」だと書かれています。生まれた長野県の伊那では、エビス様のことをオイベッサマというらしい。
「えくぼは太っている事と関連する。えくぼは太っている児童のほうが大きく深くなるのだ。しかも、育てられ方が性善説だったから、他人は基本的に親切でやさしい人ばかりで、したがって近寄ってくる人にはたいてい笑顔で応ずるので、ますますえくぼが目立つ結果になった」
彼が小学校に通い出した頃に、伯父が言ったという。「こりゃあ騙されそうな顔だなーアッハハハ」 エビスさまのような人のよさそうな顔つきだったのでしょう。
でも、滋賀県に住んでいた頃、講演会があり、素顔を見ることができましたが、早口で物静かでクールという印象が強い人でした。人が良さそうという印象ではありません。素顔を見せない人ですが、地方の小さな講演会なので依頼を受けたみたいです。
ところで、本多勝一さんはエニアを知った当初からタイプ2と判定していました。図らずも「育てられ方が性善説だったから…」とあり、おもわず笑ってしまいました。
ウイングは判定していなかったのですが、愛想がよかったみたいなので、ウイング1のほうになるでしょう。
親切でやさしい人ばかりに囲まれていても、近寄ってくる人がいたら警戒する人がいます。万が一ということもあり、引いてしまう人もいます。硬くなってしまう子どももいます。
第一、「親切でやさしい人ばかりに囲まれている」という捉え方を、みながみなするものではありません。それも勝手な解釈です。元々に性善説的な行動パターンを取るような気質に生まれたというに過ぎません。
人はみな、自分の現在がそうあるのは、そういう育てられ方をしたからだと、その根拠を求めたがります。でも、育てられ方の影響はむろんありますが、エニアタイプは終生揺るがず、死ぬまで続くものです。
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