忍者ブログ
そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
[401] [399] [398] [397] [396] [395] [394] [392] [391] [390] [389]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

中央アジアとか天山山脈、サマルカンドなどという地名を聞くと、なぜか心惹かれます。私の遠いとお~い祖先はその辺りなのかなあ、などとそんな想像をすることがあります。

ところで、中央アジアにあるキルギスで民族的な対立があり、
「死者数が保健省の推計を大幅に上回り、2000人に上る可能性がある」とか、「国連UNによれば、キルギスの民族衝突により100万人が影響を受けた恐れがある」という報道が19日にありました。

「赤十字国際委員会(ICRC)によれば、この騒乱で推定約8万人がキルギス国境を越えて隣国のウズベキスタンに避難した。避難民キャンプには約3万人が身を寄せているが、国境を越えて流入してくる避難民がさらに殺到している状況だ」という。

現在、キルギス共和国には、キルギス人が約7割を占め、他はウズベク人で14%を占めており、宗教はイスラムのスンニ派です。

なお、どうして民族衝突になるのかと調べてみると、「どうも不可解な点が多々ある」と書かれているサイトをみつけました。以下です。

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/06/post-d542.html

「暴動の背後にキルギスの不安定化によって利益を得る何らかの政治的な集団、あるいは犯罪組織がいる可能性は排除できない」と。

キルギスにはアメリカとロシアの軍事基地がありますが、そんなところは世界中でただ一つキルギスだけです。沖縄より酷い状況に置かれているのだろうか? 気になりますね。

そして、それよりも、驚いたのが誘拐婚(略奪婚KidnappedBride)という風習です。今でもあり、しかも、なんということか、結婚の半数を占めるという。

一度、誘拐された女性は純潔ではないと見られるので、実家に帰ることができず、そのまま泣き寝入りして、いつしか夫として受け入れるしかない、というのです。

女性には人権が無いみたいなものです。しかも法律では禁じられているが、誰も逮捕されていないとある。

これは12世紀ごろから続いている風習で、
「かつて中央アジアで猛威を振るっていた蛮族が、馬や女性を略奪したことに起源があるとも言われている。必需品が不足してきたときに、定期的に馬と女性をライバルから盗んだということだ」

女は馬並みなのか!という感じです。誘拐婚については、以下を見ていただければと思います。おおよそイスラム圏にいる女性たちは、近代化から取り残されていることが多い。

http://www.youtube.com/watch?v=gsz0I3z_nRo字幕あり

http://www.pbs.org/frontlineworld/watch/player.html?pkg=303_kyrgyz&seg=1&mod=0英語版

キルギス人は、顔つきが日本人にとても似ています。日本の若い娘がキルギスに旅するときは、キルギス人に間違えられて誘拐される怖れがあるかも…(冗談です。でも他国に行くならば現地の風習などはよく調べたほうがいいと思う)。

キルギス人は親日派なんだそうです。でも、日本人にとってキルギスという国はかなり遠く関心を寄せる人も少ないので、ほとんど知られていないのが現状ではないかと。

拍手[4回]

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
性別:
女性
職業:
講師・カウンセラー・ライター
趣味:
読書・散歩
ブログ内検索
カウンター
バーコード
アクセス解析
忍者ブログ [PR]
【 ♥ イラスト提供:Night on the Planet ♥ 】