そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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田中優さんの文章を友人が知らせてくれました。

この時期に必読だと思います。田中優さんには、『どうして郵貯がいけないの』、『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』などの著書があります。

2011年3月15日、今日から空気は危険になる? 田中 優 

とにかく落ち着いてから動きましょう。何かする前に、大きく深呼吸してから。そして睡眠や食事をサボると判断が鈍りますから、必要なことは欠かさないように。

東京に来るかもしれない放射能 
いよいよこの日が来てしまったと思う。原発に反対して23年、いつかはこうなると思っていた事態に直面する。でもまだこれが最悪ではない。もし核爆発を起こせばもっと悪い事態になる。

子どもを授かったばかりの女の子から相談があった。たぶんいい歳なんだと思うけど、小学生のころから知っていたから今もぼくからは子どもに思える。どうしたらいいのか、と。
ぼくは昨夜メールした。「今まで風は海に吹いていた。でもいよいよ北風に変わった。しかも放射能の排出濃度が高まってきた。悪いことに今日から雨になる。対策しないといけない」と。

「可能なら旅行のつもりで落ち着くまで、どっか西に(日本は偏西風地帯なのでおおむねの流れは西風だ)出かけるといいんだけどね。無理だったら雨には当たらず、可能な限り厚いマスクしてから外出してね」と。

でもあわてなくていい。東京までの距離は約220キロメートル。風速3メートル程度であったなら、届くまでに18時間かかるのだから。

放射性ヨウ素131を避ける
核爆発は起こしていない現時点では、福島原発周辺の風も弱かったので気体以外はほとんど飛んでこないだろう。中でも気にしなければならないのはヨウ素131だ。

これは甲状腺に貯められてガンなどを引き起こす。吸い込むだけで吸収する。もともと大事な元素で自然界には「放射性」のヨウ素なんかなかったから、生物は無警戒に体内に集めてしまうのだ。

特に子ども、胎児に影響するので採らせたくない。そのためには先に甲状腺を放射性でないフツウのヨウ素で満たしておきたい。そうすれば排泄される確率が高くなるからだ。
本当は「安定ヨウ素剤」がいい。

人々が入手できずにいるのに『専門家』なる人たちはこう言う。「医師が処方するものです」  「原子
力災害などの緊急時に、指定された避難所などで服用指示があった場合のみ服用してください」と。

東京に流れてくる可能性があるのに、それだけの備蓄があるのかと聞きたい。『専門家』なるものは、見殺しにする専門家なんだろうか。

でも、他のもので代替しようとすると副作用もある。40を超える年齢には効果がないとも。だから『医食同源』で考えるしかない。

病院で甲状腺の検査をするときには、その前一週間は海藻類を食べないように指導するそうだ。

つまり、その分が影響する。ならば、それで防ぐしかないだろう。食べすぎれば問題だが、
ところが、この「ヨウ素を採るべき」という話を「ネットでのデマ」としているのだ。

http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/touch/20110312/p1


いつまで気にしなければならない? 
しかしヨウ素131が分解して放射線を出して安定し、半分に減るまでの期間は8日だ(これを半減期という)。

8日ごとに半分に減っていくから、もし一日で放射能が届かなくなるなら80日間経てば千分の一以下に減る。

つまり80日間だけ、放射能の入っていないヨウ素の入った自然のものを、食べ過ぎない程度に、子どもたちには多めに食べさせるようにしよう。

その間に周囲は千分の
一以下の放射性ヨウ素に下がっているはずだからだ。
しかし核爆発が起きたら、しかも風向きがこちらに向くなら、たくさんの長寿命の放射性物質に囲まれることになってしまう。

今回排出されたひとつは放射性セシウムだった。これは半減期が30年を超える。子宮や筋肉に集まる。放射性ストロンチウムでは骨に集まる。そこでガンなどを引き起こすのだ。

しかし、千分の一以下に減るには300年以上かかってしまうのだ。半減期は厄介な問題だ。

福島第一発電所の三号機のプルサーマル燃料として使われているプルトニウムでは、半減期が2万4千年もある。だから「放射能と生命は共存できない」と主張してきたのだ。

今朝のニュースの第一、二号炉の爆発はまだ核爆発ではない。これまで破られていなかった格納容器内での爆発だから、放射能を多く含んだ煙を排出しているものの、それは核爆発ではない。

「絶対安全」と言い切ってきた推進派、電力会社に責任を取ってもらおう。

みんなで被害も分かち合う
「だから東北産の食品は食べない」というのは正しくない。降り注いだだけなら水で洗い流すことができるからだ。しかし、約一カ月経つと食品の中に栄養素として入り込み始める。

だから、当面は変わりなく洗って食べていればいい。その後は濃縮される率が問題になる。植物は濃縮度が低く、食物連鎖の上位(例えば肉や卵)にいけばいくほど高くなりやすい。
 
しかしそれ以前に、東北の人たちにだけこの被害を押しつけるのはおかしくないか。ぼく自身を含めて現実に止められなかったのだ。

だから、もし被害を受けるなら(原発をこれまで推進してきた人は相応の責任取るべきだが)、人々全員で等しく引き受けるべき被害ではないか。

ましてや海外の貧しい国に送ってはいけない。過去に貧しい国に輸出されてしまった例もたくさんあるのだ。

しかし子どもたちだけは守らなければいけない。親が汚染したものを食べて、子どもたちにだけはなるべく安全なものを届けるべきだ。

生きなおすために
原発内部の燃料が冷えるには約三カ月かかると言われている。そうならあと三ヶ月間は心配しなければならない。それまでは爆発やメルトダウンの危険性があるのだから。そして空に飛散した放射性物質は、雨とともに降り注ぐ。

だから風向きと雨次第で放射能が土地に濃く残ったり、ほとんど残らなかったりする。しかしその被害を受けているのは私たちだけではない。ボスニア、イラク、アフガニスタンに、たくさんの放射性物質「劣化ウラン弾」を浴びせてきた。

原子力の開発のために放射能汚染された大地は、世界中に数え切れないほどだ。私たちはこれほど地球を生きられない場所に変えてきたのだ。

明日から変わろう。汚染するのではなく生かせるように、壊すためではなく新たなものを作るために生きよう。この悲劇が、あの時点から変わったと言える変換の時にできるように。

今日からは徹底してほしい。外から帰ったら、家に入る前にマスクをしたまま埃を落とそう。もし風で届くなら、昨日までとは違う世界に生きなければならないのだ。

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