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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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谷君は、惚れている島リホコと初デートをしますが、「まっ間違いねエ!これが幸せってモンなんだ!! 生きててよかったって、これかぁっ!!」と叫びます。

同様に、島リホコに惚れている千葉君も、心の中でつぶやく。「(リホコが)千葉君って言ってくれたぜ。このくらいで幸せ感じるなんてな リホコさんの存在を知らずに俺よく今まで生きてこられたな…」 

女性の存在が大きい人が創作したものだとわかるところです。(どちらも5巻にある)

一方、タイプ2の作品の中には、美味いものを食べて、「生きててよかった」などと感激するシーンならよく見かけます。

また、谷君が「(リホコを)守るんだ、オレが」というセリフがありますが、「私(リホコ)も谷君を守る」というセリフもみつかりました。さらに、「何もおびえる事ないのよ。私がいるんだから!」とまで言う。(6巻) 

いやはや、タイプ2の男性マンガ家が、作品にそのようなことを女に言わせているものはあるのかなと…。女は弱く、男が守るものだという定型が多いように見受けられます。

それに「オレについて来い」が多く女は男に従うものだと思っている場合が多いタイプです。ところが、タイプ7は違います。

「島さんを一生守らしてください。オレ今日から猛勉強でもなんでもして、高給取りになりますから!! そばにいてください。おっオレそれだけで生きていけるんで!!」 

「守らしてください」ですからね。「オレに付いて来い」ではありません。受け身な言葉使いです。また、純情かつ健気にみえるところです。

尤も、タイプ2の女性のなかには、「オレについてこい」と強くリードしようとする男性でなくては惹かれない女性がよくいます。男に依存的になる傾向があるからです。むろん、谷君みたいな一途な男性に惹かれる人もいると思いますが。

ここから学べるものがあるとしたら、貴男の好きな女性がどのような男性に惹かれやすいのかを把握できているのかです。自分勝手に判断しては上手くいきません。

「君を守らしてください」と言ったら、相手の女性からは「なんと頼りない男性」と受け取られて、嫌われてしまうかもしれませんからね。

さて、5巻には、谷君がリホコのどこに惚れているのかを明らかにしているシーンがあります。

「説明するのは難しいけど、こうホワッとした、つつみ込むような…愛らしくやさしいけど強い、そして、とてもあたたかいホワッとしたもの…」

一方、リホコは、階下に転落して谷君にキャッチされて助かりますが、その折の心の中のセリフがふるっています。「なんだろ不思議なあたたかさ…安心する…誰? こんなに安心できるなんて…子供になっちゃう」

たぶん、ひとりの作者が描いている作品ですから、同じことしか書けないのかもしれませんが、なんだかタイプ7は、それほど安心できずにいるのかな、などと想像してしまうところです。

(なお、マンガを創作する人間は、作者ひとりとは限らないので注意を要するところです)

タイプ7は「長男タイプ」で「子どもタイプ」ですから、どちらかというとリードしてくれる強い女性に惹かれる傾向があります。女性に対して受け身になりやすい傾向があります。

どちらかというと母性的な女性を求めていると考えられます。タイプ7の理想の女性像なのでしょう。作者の理想像が、作品によく表れるというのは本当のことなのです。

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