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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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原子力規制委員会の委員長候補の田中俊一さんが出演している録画を見ましたが、原発推進派だとすぐにわかるような発言ではなかったので、なんとなく腑に落ちないままでいました。

でも、原子力村に居る人間ほど、批判したり、辛辣なことを言ったりする、ということはよくあるのだと思うのです。

というよりも、そういう人物のほうが頭がよくて、その分、狡猾になると考えられます。ソフトな言い方に惑わされないようにしたいですね。

ところで、民主党を離党した、平智之衆議院議員は、「平安党」を作ってお一人で活動すると決めたようです。

京都出身ですから、「平安党」となったのでしょうか?

平智之さんは良い意味でマークしている議員ですが、視点がシャープでクールに見えます。

今日7/27にアップされた文をご紹介したいと、一部のみ転載させて頂きました。

わかりやすく、規制委員会人事について言及されています。



平智之さんの活動ブログ←全文はこちらで
http://t-taira.net/blog/2012/07/-pt-311-jaea-jaea24.html

●3条委員会の危険性

民主党を離党する前、党の原子力事故収束対策PTで規制庁法案を担当しました。その際、「3条委員会は危ない」、「原子力村に占拠される危険性がある」と指摘してきました。いま、その通りになろうとしています。政府は原子力行政を"推進する人"または"反対しない人"を委員候補として推挙しました。

●原子力村の自己批判

実は3.11以降、原子力村の関係者が原子力村に対して辛辣です。「汚染被害は甚大だ」、「現状の対策はなってない」、「除染は一刻の猶予もない」と。事前に関係者だと知らなければ原発反対論者かと思ってしまうほどです。しかし、れっきとした原子力村であり、原子力推進行政を曲げることはありません。

●除染を率先垂範した田中氏

委員長候補の田中氏は典型です。氏はかつて原子力学会、原子力委員会、日本原子力開発機構(JAEA)に所属した原子力村の出身であり、原発推進論の学者です。確かに発災後、福島第一原発事故に関して原子力村に対する厳しい発言を繰り返してこられました。自ら伊達市や飯館村に入って除染活動に携わり、「除染の必要性と課題」等の講演も多くこなされています。私も東海村で何度かお会いし、直接お話も聞きました。

●除染推進でかつ原発推進

しかし、原発推進に反対する主旨のご発言を聞いたことはありません。逆に、原発推進の要であるJAEA(予算2千億円、職員数4千人)の研究予算や組織が縮小されることを懸念されていたと感じます。ですから周囲へのご発言は、常に「除染の必要性」であって「脱原発の必要性」ではありませんでした。自己批判の目的は組織の延命です。原発推進なのです。この点に注意が必要です。

●過酷事故を早くから予測

委員候補の更田氏も同じです。現役の原発安全研究の専門家のお一人で、発災直後からメルトダウンの可能性を指摘しておられました。当時の楽観的な推測を覆す過酷事象を予想しておられた点で、保安院や東電にとっては厳しい存在でした。しかし、だからと言って東電や保安院と敵対されたわけではありません。「予測が甘い。楽観的だ。」と批判しながら、「だからSA(シビア・アクシデント)の研究をもっと強化せよ」とのお考えでした。原発推進なのです。


 


 


 


 


 


 


 

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