内部告発者は英雄？ それとも売国奴？

米国安全保障局(NSA)が、アメリカの市民全員を監視プログラムの対象にしている、と内部告発した人がいます。

上の動画の男性です。やさしそうで気弱にも見えるのに大胆なことをしました。しかも、自ら名乗り出たようです。

エドワード・スノウデンという男性で、連絡の際、Veraxというコードネームで名乗っていたようです。

ワシントンポスト紙に載っています。(誰か日本語に訳して字幕を付けてほしい！)

ラテン語で「真実を語る人」の意味のようです。

アメリカ国内では、このニュースで大騒ぎになっているようです。

オバマ大統領、弾劾か辞任か、というような…。

ちなみに、以下の①②サイトに動画の内容がわかるものがあります。




①http://www.huffingtonpost.jp/2013/06/09/nsa_n_3413118.html?utm_hp_ref=japan
②http://www.afpbb.com/article/politics/2949423/10882447

★ベライゾンの顧客だけでなく、「米国市民全員」が監視プログラムの対象に
http://democracynow.jp/dailynews/2013-06-06

★米政府の個人情報収集、情報源は元ＣＩＡ職員
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5353911.html

★ワシントンポスト紙
http://www.washingtonpost.com/world/national-security/code-name
-verax-snowden-in-exchanges-with-post-reporter-made-clear-he-knew
-risks/2013/06/09/c9a25b54-d14c-11e2-9f1a-1a7cdee20287_print.html

★NSAとは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB
%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E5%AE%89%E5%85%A8%E4%BF%9D%E9%9A%9C%E5
%B1%80


6/01のブログ、「空がまた暗くなる・その２」にて取り上げていることですが、日本にも「国家安保局」が作られようとしています。

こういう組織は一度作られると、次第に大きくなり、監視対象もどんどん広くなるものだと考えたほうが自然です。

米国もそうだった可能性があります。しかも、6/1でも書いています。

「(他国から)国を守るために必要なお金かもしれませんが、国民の監視や諜報に使われるほうが多いってことになるかもと…。施政者にとっては、外国よりも怖いのは政敵であり、さらには国民のほうですから」

これを書いてすぐに、このような報道に接して驚いています。

やっぱり、目的は国民の監視！

★内閣官房に「国家安保局」＝有識者会議が要綱　5/28
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013052800709

ところで、ＣＩＡの元職員エドワード・スノーデン氏（２９）氏は、内部告発に至った動機について語っています。

「アメリカ政府が密かに構築したシステムによって、個人のプライバシーなどが脅かされている実態を容認できなかった」

内部告発者は、日本ではあまり聞いたことがありません。

お上には逆らわない従順な国民ばかりですから…。

内部告発した人物には、批難ゴウゴウになりそうです。

しかし、エドワード・スノーデン氏の行為に対するTwitter世論ではそうでは無さそうです。

★「彼は英雄」VS「彼は売国奴」の比率が30：1
http://www.buzzfeed.com/mikehayes/more-people-think
-edward-snowden-is-a-hero-than-a-traitor

スノーデン氏は、現在は香港にいて、どこかに亡命するつもりのようです。アメリカからの亡命であれば、アメリカの言いなりの日本に亡命することはないでしょう。

つまり、日本国民は、時の政権からも守られることがない、同胞からも守られることは期待できない、そんな国だと言えそうです。

なお、「安全」と銘打っている組織は、日本に限らず他国でも、国民にとっては「危険」なところなのでした。

こちらも日本語字幕を付けてほしいところ。
★グレン・グリーンウォルドが暴く国家安全保障局の秘密の通信監視プログラムhttp://democracynow.jp/