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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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前回も、ジョージ6世のエニアタイプを一つに絞ることができませんでした。今回も無理なようです。

でも、少し寄り道になりますが、変ったやり方を試みたいと思います。

まずは、例によってウィキペディアに載っている情報(青字)からタイプを絞りたいと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B86%E4%B8%96_(%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E7%8E%8B)

ジョージ6世は誠実な家庭人。

「誠実な家庭人」という情報でタイプを絞ることは難しいと思います。

ただ、政治とか国王としての職責というか、それらに対して熱心というか意欲的であれば、家庭を大切にする人間には見られにくいのではと考えられます。

となれば、タイプ8の可能性はあまり考えられません。タイプ8は権力指向が強い気質ゆえ、国王にでもなればかなり政治に介入しそうです。

しかし、国王であっても英国は「立憲君主制」であり、政治への口出しは制限されていると考えられます。

そこで、自分がタイプ8になった気分で、どこまで君主として政治に介入できるのか、また、社会的な影響を与えることができて、王の地位にふさわしく権力を行使できるのかと、少し調べてみたくなりました。

以下の情報(青字)から考えてみたいと思います。

イギリスの君主
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%90%9B%E4%B8%BB

結論的には、日本の皇室とはかなり違っており、権力行使ができそうなところがあるように見えます。

たとえば、一応は、「特定の党派や主義に偏らないよう制限されており、首相と内閣の決定に従」わざるを得ないので、ここは日本の皇室と同じです。

しかし、議席が単独過半数を獲得されていない場合(ハング・パーラメント)は、
大半の支持を集められる人物を選ぶに際しての国王の選択範囲は広がる」と書いてあります。

この文を書いた人の勝手な言い分なのか?それとも一般に受け入れられているものなのか判断できるところではありません。

しかし、タイプ8であれば、一人でも力のある人間の言ったことならば、それを利用すると考えられます。

女王は首相よりも早く外国の機密情報を受け取ることがある。

ダイアナ妃の事故死も誰よりも早く受け取っていた可能性もあるということですね。

「国王は首相と毎週謁見をする。その際国王は自分の意見を述べてもよいが、立憲君主として、究極的には(下院の支持を受けている)首相と内閣の決定に従わざるをえない」

なんと毎週も!首相と会って意見を述べることができる! であれば影響力を及ぼすことはできると考えられます。

また、
「バジョット(英国の思想家)の言葉を借りれば、「立憲君主制のもとで国王が手にしているのは……3つの権利である。相談を受ける権利、何かを奨励する権利、警告する権利である」

こういう考え方があるとわかれば、飾り物の王などにはなりたがらないタイプ8であれば、奨励と警告できるという権利を行使して社会に影響を与えることができる、と考えるような気がします。

「国王は恩赦を行って、有罪の判決を受けた人を赦免したり減刑したりする」

ここにも何ほどか君主としての権力を発揮できるのではと思われます。

政治犯その他を君主の考えで、赦免したり減刑できるという権利があるならば、タイプ8ならば、それは最も行使したがる類のことではないかと想像します。

「貴族の身分とその他の栄典は首相の助言によって授与されるが、助言なしに国王から個人的に贈られる栄典もある。国王個人の判断で勲章を授けられる(4種ある)。

タイプ8は、本質的にボス型人間です。まして君主に生まれたら、臣下を褒めたり叱りつける、つまり毀誉褒貶で他人を操作したがると考えられます。

下記にタイプ8は「白黒や賞罰をはっきりとつける」と記しています。

★タイプ8の標準的な特長
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/cgi-bin/page05/05-8.htm

尤も、ジョージ6は、王位に就かなくてはならぬと知って「私は取り乱して子供のように泣き崩れた」と日記に書いています。

その時は41歳です。ちょっと子どもっぽ過ぎます。タイプ8にはあり得ないところです。

ただ、英国君主はスゴイんですね。国王は
「主権者」「国家元首」となっています。

日本の主権者は「国民」で、「国家元首」は規定されていない。首相だということにもなっていない…、初めて知りました。

また、英国は、
United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandで、王国なんですね。

日本はただの「日本国」で、以前は「大日本帝国」であり、「日本皇国」となったことはありません。

そして、英国では、
国王は軍の最高指揮官です。

さらに、「国王が自ら裁判に関わることは無いが、裁判は国王の名において行われる」というのですから、「国王大権」が名ばかりでも、その地位は神に近いもののような…。

なお、
タイプ8の標準的な特長として、「自分が法律で、自分が裁判官」と記しています。

つまり、最も王らしい王になるタイプだと考えられるので、もしも憲法で、王という存在を「象徴」だと定めているならば、改正したくなるような気がします。

その他、「国王は過たない」とされて、国王は刑事訴追されることは無いとあります。

国王だとて生身の人間なのですから過ちを犯す可能性がありますが、これではまさに神ですね。

さらに、国王は、イングランド国教会の首長でもあり、宗教上の権威でもあります。

日本人一般が持つイメージとかなり違います。

かつての日本の天皇は神のような存在で、英国のほうが人間的で開放的で、神のような存在ではない、と思っている方は少なくないと思います。

そして、
日本の皇室と違い、英国王の私有財産は凄いんです。日本の皇室は私有財産は無きに等しいもので、ここでも両者の違いは大きいようです。以下にあります。

★イギリス王室の知られざる秘密まとめ(資産・家系図)
http://matome.naver.jp/odai/2128816287638578701

★天皇家の財布
http://uiam.at.webry.info/200610/article_14.html

このように、タイプ判定をする場合、気質とは関係ないことまで調べることがよくあります。

また、そういう作業や得られた知識を通して、タイプ判定がより的確になるのではと思っております。

エニアグラム講座では、時代背景や歴史や文化やその他など、さまざまなことを考慮して正しいタイプ判定ができるように訓練している、と言えるのではないかと思います。

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