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7月の完全失業率が過去最悪の5.7%に達したと、8/28に政府発表あり。この数値、ちょっとおかしい。どういう人を「失業者」としているのか?
調査期間中に、アルバイトを1日でもしたら「完全失業者」には含まれないのです。仕事に就いてなくとも、職安などで求職活動をしていないならば、失業者と認められないのです。単に「無職」というだけでは、失業者とはカウントされないのです。
働きたいがなかなか見つからず家事手伝いをしている人も、失業者ではない。卒業したが、すぐに就職できなかったので資格取得のために各種の学校に通っている人も、失業者ではない。
働きたいのに怖くて働けない人はたくさんいます。ひきこもりの人たちの多くがそうです。「働きたくない」というのではないのです。ニートやフリーターと言われている人も、政府からは「失業者」にはなっていないのです。
「求職している」ということが公の場で認められていなければ失業者にならない。つまり、そのように調べられた数値が上記の「過去最悪の5.7%」です。
夫の収入が減ったので働きたいと探している女性は多いと思われますが、職安でファイルを見ているだけならば失業者にカウントされません。
窓口へ行ってファイルに載っていた募集企業に応募したいと言って、必要用紙に記入して、その後面接に行って採用されず、それを報告した場合のみ失業者と認められますが、むろん、それも調査期間中のみです。
昨日のニュースにありましたが、子持ちの主婦たちが家計を支えようと保育所を探しているが、入所できないみたいです。待機者が多いためです。
現在働いている人のほうが先に入所できるのです。でも、子どもを預けられるところがなかったら働けないんですから‥。そして、子どもはすぐに成育してしまうので入所に1年も待てない‥。もう、八方ふさがりです。
40代でも50代でも働きたいと探している主婦たちがいますが、年齢制限でガックリ。夫はリストラで息子はひきこもり、娘は進学したいと言ったり‥家計は火の車。
収入が減った夫はいらだって暴力的になり、離婚したくとも働く場がないので、仕方なく青あざをつけながら辛抱し続ける妻たち‥。
派遣切りされた息子が、年老いた母親に八つ当たりして暴力事件を起こす等々、いつも弱いほうに弱いほうに世のひずみが残酷に出てくる。
統計数値にさえ、自分の存在はかき消されている‥。働きたくとも働けない、そんな沢山の人々の苦しみ、嘆きとうめき声はかき消されてしまうだけなのか‥。
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