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タイプ2の人たちに尋ねています。「自分の父親が自殺したら、あなたはどんな気持ちになると思いますか?」
すると、「自殺ですか、ショックだと思うけど実感が沸かない」と答える人が全般的には多かった。正直な回答ではないでしょうか。
しかし、「病死ならばあきらめがつくが、殺害されたならば復讐を考えるかもしれない」などと答える人も結構いました。
そして、「やっぱ自殺されたら一番ショックだと思う」と答える人がかなり多かった、とお知らせしたいと思います。
予想通りになるものではありませんが、どのような予想をするのか、それだけでも傾向というものがあります。
さて、15歳くらいの未成年のタイプ2にとっては、自殺を選んだ父親をさげずみ憎むことも有り得ます。将来への不安もあるにはあるが、「自分は父に見捨てられた」という怒りと絶望感に襲われるのではないかと予想します。
自分という存在は、父親にとって何の意味のない、重みもない、生きる張り合いにもならない、そんな無意味な存在だったのか‥、というようなイメージです。
父親とは、子ども守り育て教え導くべき存在です。しかし、その父親が自殺したならば、父親としての義務と責任を放棄したことです。従って、タイプ2の子にとっては、もはや父親とは認められない。
しかしながら、同時に、父親の苦しみ辛さというものを考えてしまうのです。父親はかなり頑張ったのかもしれない。そうなったのは父親の責任ではないかもしれない、などと、父親の身になって考え出すのです。
同情の余地もあり、理解できないものでもない。がしかし…、と延々と続くのです。つまり、複雑な心境です。
怒りとか悲しみだけで済まない。単純ではない。複雑な心境が延々と続き、タイプ2の子どもを悩ませ苛むのです。そこが他のタイプと違うところです。
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