[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
躑躅あり 夜もひたすら 咲き香る
上の句を送信してくれた男性がいます。躑躅? えっ咲く? 何これっ!て感じです。あなたのほうでは読めていますか? 私などは見た記憶もまるでありません。
辞書をめくると、躑躅(てきちょく)は「ツツジ」のこととあります。語源は以下です。
「中国で毒性のあるツツジを羊が誤って食べたところ、足ぶみしてもがき、うずくまってしまったと伝えられています。このようになることを躑躅と言う漢字で表しています。従って、中国ではツツジの名に躑躅を当て、日本へもその名称が入って、つつじと読むようになったと考えられています」
毒を持つツツジがあることも知りませんでした。その他、薇(ゼンマイ) 蕨(ワラビ)も読めない漢字で、かの元首相のことを非難できるものではありません。(写真は、毒をもつツツジ)
ところで、ゼンマイのことですが、雌雄があること知っていらっしゃいましたか? 私はそれだけは知っていたのですが、メスしか食べられないとはちぃっとも知りませんでした。
そこでまた調べてみると、「ゼンマイはシダ科の植物で、胞子を飛ばすための葉と光合成を行なう葉が別で、オスというのは胞子を飛ばす方の葉のことで、メスは光合成用の葉」とあります。(ちなみに、飛ばすのはやっぱりオスなんですね! 笑い)
食用とされるのはメスの若芽で、胞子体(葉ではなくツブツブしたもの)がオスで、葉の状態のものがメス。「オスはアクが強くて食べられず、メスの後に遅れてオスが出てくるので見分けが付く」と書かれていました。
また、一株にオスとメスの若芽を少なくとも一つは残さないと、翌年は収穫できなくなるとあります。でも、私が東三河地方で採ったものは、ヤマドリゼンマイだとわかりましたが、たぶん、オスらしきものを残しただけだったかもしれません。写真の左がオス、右はメスです。
さらに、ぜんまいの綿毛を使って織られた布があることも知りました。凄いことですね。ぜんまいの綿をどれだけ採るのだろうかと、考えただけで、その苦労に頭が下がります。
山菜は減る一方らしいので、大変なことをしてしまったと悔やんでいます。本当に無知であることは恥ずかしいことですね。タラの芽なども、都会から来た人たちが若芽をみな採ってしまうらしい。
「来年は採れなくなることを知らない困った奴だ」みたいなことを、その土地に住む人に教えてもらい、片身が狭い思いをしました。まだまだ身近なことなのに、知らないことばかりです。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |