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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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アメリカは、1930年頃から世界大恐慌がはじまり、経済的な理由から双子が別々に育てられることがよくあったようです。それゆえか、一卵性双生児研究の結果がしばしば報告されています。

(ちなみに、日本もアメリカと同じ時期に恐慌があり、また戦争などから、一卵性双生児たちがよく別々に育てられていたみたいです)

興味深いので、『遺伝子は私たちをどこまで支配しているか』(新曜社)に載っているある事例をご紹介します。
「一卵性双生児が別々の家庭にひきとられた。どちらも中流家庭ではあるが、偶然なのかどちらもジェイムズと言う名前がつけられた。40年後に再会して、互いを知るうちに、あまりにも多くの類似点があるのを知って驚いてしまった。

些細な一致だが、あまり起こりえない一致もあった。どちらもラリーという義兄弟がいて、トーイという名の犬を飼っていた。二人とも、ビールはミラーライトを好み、タバコはセイラムを好んだ。

どちらもリンダという名の女性と結婚して離婚し、ベティという名の女性と再婚していた。一方は、長男をアランと名づけ、もう一方はアレンと名づけていた。どちらも改造カーレースに凝って、野球は嫌いだった。

どちらも10歳ごろに鼻かぜを引くと頭痛がして、そのうち偏頭痛に悩まされた。医師の症状所見もほとんど同じ。二人ともに数学の成績がよく、国語が苦手だった。

どちらも大工仕事が好きで、爪を嚙む癖も共通していた。しぐさや言い方が似ている。スラングの使い方も似ていた。ほぼ同じ時期に急に体重が5キロ増えた。

二人が再会する前は、二人ともにさまざまなストレスに悩まされ、胸痛と高血圧が持病だった。どちらも不眠症で、神経質で、精神安定剤を服用していた。二人は事務職に就いていた。それぞれ警察の仕事に魅力を感じ、ボランティアで町の保安官のアシスタントを務めていたことがある」

なお、あまりにも不自然なので疑われると思ったのでしょう。次ぎのような断り書きさえ載っています。
「この事例は本当にあったことで逸話ではない。十分に調査され、裏づけられている何百という事例の一つである」

最後に、同じく偶然の成せる技というか、取り上げたいことがあります。なぜなら、エニアグラムタイプが同じだと、名前が同じ、という事例が多くはないが有るからです。上記のような事例にもありますが、名前は親がつけているんですから、どう考えたって不思議ですよね。

一つ例を挙げます。たとえば、「かずき」という名前は、タイプ4の男性によく見かけます。ただ、漢字はそれぞれに違います。それで、姓だけでなく、フルネイムを教えて欲しいと言うことがよくあります。

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