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アーティストの中にはときどき感受性がするどすぎる!と感じさせられる人がいますが、マンガ家の中にもいます。
「ポーの一族」や「トーマの心臓」などの作品から、マンガ界ではかなり高い評価を得ている萩尾望都さんの感受性も相当なものだと思います。以下は、同業者のよしだふみさんとの対談で話していたことです。
「私は小さい頃は、おとなは20歳になったら20歳のおとなになり、30歳になったら30歳のおとなになり、40歳になったら40歳のおとなになり、そういうものだと思っていたんですよ。どんどんおとなになっていくと思っていたのね」
「ところが、精神年齢では違うんですね。だいたいが自分からして30歳前後で止まっている感じがする(笑い)。最近はもしかして、みんなどこかで止まっているのかなと思いますね」 (『このマンガを読め2007版』より転載)
萩尾望都さんのエニアタイプは、タイプ2w1と判定しています。当会の基本理論でみればタイプ2は「お母さん気質」で生まれながらのお母さんです。
男女に関わりなく、小さい子の面倒は自分が看るものと心得ているとか、幼児の頃から料理を手伝ったりなど、本性はお母さんだ!と思うとその行動が理解できます。
お母さんの精神年齢は30歳前後だと考えられるので、萩尾望都さんの感じたことはそのまんま当たっていることになってしまうのですが…。
タイプ9(おばあさん気質)とタイプ5(おじいさん気質)は年寄りタイプですから、幼児の頃から妙に落ち着きがあり、子どもっぽいところはほとんど見られません。
年少タイプは、タイプ4(末っ子気質)ですが、次はタイプ3(次男気質)です。実年齢が高齢になったとしても、どうもどこか子どもっぽいところが見えます。
(ちなみに、以下のページの最後尾に各タイプにある年齢差についての理論を載せています)http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm
この理論でみたら、大人の年齢になったら大人になるのではなく、また、成熟するとは限らない、ということになります。
実際、人は、高齢になったからといって、円熟した智慧者になっているでしょうか。周りを見渡しても、とてもそのようには見えませんが、あなたはどう思われますか? みんなどこかで止まっているように見えませんか?
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