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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「友人とは、夜中の12時に、自動車のトランクに死体を入れて持ってきて、どうしょうかと言ったとき、黙って話に乗ってくれる人」

これは、故・河合隼雄さん(タイプ2w1と判定済み)が『大人の友情』の中で述べていることです。なお、河合さんはユング派の臨床心理学者で文化庁長官も務めた人です。

上記のような絶対的な信頼感で結ばれる「友人」を持っている人が、本当にいるんでしょうか? 有り得ないと思うんですが、どう思われますか?  第一、絶対的な信頼感で結ばれているというよりは、依存的な関係にみえてしまいます。

私ならば、友人に何も尋ねないままに、まずは警察に連絡を入れるべきだ、と説得するかもしれません。それが真の友情だと思うのですが、あなたはどのように行動されますか? 

正当防衛で起したのであろうとなんであろうと、事情にかかわりなく、「人の死」なんですから、隠し通せるものではありません。また、自分のしたことには自分で責任を負うべきだと考えます。

また、私ならば、どうにも避けられない事故で自分に過失はなかったとしても、友人宅に行くなど考えられません。友人に迷惑をかけることを怖れます。

また、親友であっても、事件に巻き込むようなことは絶対に避けるべきだと考えます。依存的な関係ではなく、互いに自立的であってこそ真の友情が築かれるものだと思うからです。

ところで、ちょっと話がそれるかもしれませんが、タイプ2の人たちは、ちょっとした知り合いでも、「友だち」に入れている場合がよくあります。ところが、防御タイプ(7・1・4)にとっては、「友だち」とは、タイプ2にとっての「親友」に近いものです。

この3つのタイプにとっては、周りにいる人たちから、“いつも友だちに囲まれていて羨ましい” などと思われているかもしれませんが、当の本人は、“友だちとは思っていない” ということがあります。尤も、この3つのタイプに限ったことではないのですが。

仕方なくつきあっている、イヤだけどつきあっているだけ、という話ならば、幾らでも聞いていることですから。もっと凄いことは、キライだけれどつきあっている、怖いのでつきあっている、という人さえいます。

たとえば、「あなたは私の親友よ」などと、タイプ2から言われていたタイプ4がいますが、本人は怖くて何も言えないままつきあっているのです。

そのタイプ2は嫌われていることも知らない、怖がられていることも知らないまま、という事例はさほどに珍しいものではありません。むろん、他のタイプにもあることなんですが。


片思いというのは、男女間だでけでなく、友人関係にもありますが、自分が片思いしていることさえ気づかない人も、実は意外に多いんです。あなたも、もしかしたらそうかもしれませんよ!(…ただの脅しですから気になさらないで! 笑い)

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