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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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和田秀樹著の「なぜ若者はトイレでひとりランチをするのか?」という本が売れているみたいです。大学などで一緒にランチを食べるような友だちがいないと、友だちもできない劣った人間だと思われるのが怖くて、トイレに隠れてランチをとるというのです。

この本は読んでいませんから、これ自体にはコメントできません。しかし、なにか気になるので、ちょっと取り上げてみました。

ランチをともに食べるのが、「友だち」なんでしょうか? まず、それがよくわかりません。また、ランチを一人で食べている人間は劣った人間と見られているのでしょうか? それは事実なのか確かめているんでしょうか?

学内では友だちがいなくとも、他のところで友だちがいるかもしれないのですから。また、劣った人間とは、どういう人間のことを指すのか、それを考えてみて欲しいのですが…。

「便所飯」というインターネットスラングがあります。でも、事実なのかは確かめられたのかわかりません。もしも、そのような動機から、便所飯をとっている人間が実在するならば、その人こそ劣った人間に、私からは見えてしまいます。

でも、「便所飯」は、都市伝説だと言われているようでもあります。実在するとしたらば、それも不思議に思うことです。友だちができなくて辛い思いをしているのであれば、ランチを食べたいという気持ちになるのかという点です。

食欲が失せないのが不思議です。不可解です。また、もしも、誰かにトイレで食べていることを知られたら、もっと恥ずかしいことになるでしょう。そういう怖れは考え出せないのでしょうか。そこが理解できません。

もしかしたら羞恥心の少ないタイプ、つまり、攻撃タイプ(825)なのだろうか、と、いろいろと考えてしまいます。

(なお、友だちがいないことを最もよく口にして、苦にするのはタイプ2に多いものです。著書「子どもの心エニアグラム」でも、そのように書いています。辛くても、食欲がなかなか減らないのも、このタイプに多いんですが…。
ただし、情報がこれだけなのですから、当然のことながら、タイプ判定はできません。しているつもりもありません。誤解しないでくださいね)


友だちのいない孤独な学生はたくさんいると思うのですが、そういう人たちのことは、視野に入っていないのではないかと思います。楽しそうに語らっているように見える人たちしか、目に入っていないのではと。

また、楽しそうに語らっていても、他の人には、その人の悪口を言っていたりするかもしれないのですからね。人間同士の付き合い方は、見かけじゃわかりません。

いつも誰かとつるんでいる人間をみたら、「かなりつまらない人間に見える」と言っていた女学生がいました。ある男性などは、「そいつら、雑魚だ」と、強烈なことを言っていましたが…。

「事実を知る」・「視野を広める」 これほど大事なものはないと思いませんか。噂に翻弄される人、視野の狭い人ほど、自分を追い詰めてしまうだろうと予想します。

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