忍者ブログ
そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
[113] [112] [111] [110] [109] [108] [107] [106] [105] [104] [103]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 何気なく相手のためと思って注意したつもりでも、相手のほうでは「暴言を吐かれた」とか「人格を全否定された」と感じる場合があります。7/29に刺傷事件を起こした少年も、そう感じたのでしょうか?

 「7/29
愛知県知立市の市立知立中学校で教諭刺傷事件が起きた。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された18歳の同校の卒業生の少年は教諭への“恨み”を口にしている。逮捕された少年と中学1年時に同じクラスだった知立市の男性会社員(19)によると、少年は2年の時、担任から提出物を出すように言われて、曖昧な返事をしたら、担任に叱られた。さらに“字が汚い”と言われて殴りかかったという」

 「あいまいな返事をして叱られた」とか「字が汚いと言われた」というくらいで、なぜ殴りかかったのでしょうか。これが原因だったのか真相はまだわかりません。しかし、これくらいでも十分に深く傷つけられたと感じ、仕返ししようと考える人たちはいるだろうと予想します。

 担任の先生との間で、それまでに何かあって関係が悪くなっていたとも考えられます。そこに、さらに何か不快な言い方をされたので、暴言と感じたのではないかと予想するのです。

 
「言い方」というものがあります。その言い方によって、ある人はキレテしまうのです。つまり、少年からは、教師が生徒を思いやって優しく注意しているように見えない、穏やかに叱っているようには見えていないのです。実際、よくあることです。それどころか、みくびり軽んじている、疎んじているみたいな態度で、生徒に接する先生はどこにもいます。

 奇しくも、7/21のブログで取り上げています。「
どんな人でも、相手をみくびり軽んじていると、遠慮がなくなります。軽んじられたほうにとっては、嫌な奴です。そんな相手に非難や嫌味など言われ、暴言を吐かれたら忘れられませんし、いつか仕返しするやもしれません」 

 これを書いてから8日後に事件は起きてしまいました。ずっと辛い事件が続いています。今夜も寝苦しくなりそうです。

拍手[0回]

PR
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
性別:
女性
職業:
講師・カウンセラー・ライター
趣味:
読書・散歩
ブログ内検索
カウンター
バーコード
アクセス解析
忍者ブログ [PR]
【 ♥ イラスト提供:Night on the Planet ♥ 】