そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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主人公の谷君は、常時仮面をつけています。仮面をつけていても周囲の人たちは問題にしていません。あまり気にならないみたいです。

現実には無い設定ですが、仮面にはどのような意味があるのかわからないままに最終巻になります。でも、6巻の最後に意味がわかるところが少しあります。

幼稚園児の谷君はみんなと遊びません。それを先生に尋ねられて、「ひとりで本よんでるほうがすきだもん」と答えています。

そして、「ねえ、せんせい まいにち おもしろくないのに どうしてボク生まれてきたのかな?」と質問しますが、当然に先生から答えはかえってきません。

その直後から仮面を付けて登園する谷君。「これをつけているとおちつくんだ!」と言う。読書好きなタイプ7の子はよく見かけます。

冒険や歴史や戦争ものなどが多いみたいです。一日中読んでいる子もいるようで、それでも「おもしろいことがない・退屈だ・つまんない」と母親によく訴えています。

面白いことが無いなら、つまんないことになり、普通じゃダメらしいのです。テンションが高くないと、テンションは低いことになり、すぐにつまらなくなるようです。楽しみと刺激を求める気持ちは強いと考えられます。

①の「タイプ7の基本的性格」の最初のところに、「人生を楽しみつくそうとする」と載せています。②の「あなたは自分の特長を知っていますか」の中にもあります。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/page05.htm
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-6.htm


誰もが楽しみたいという欲求を持っていますが、たぶん全タイプで一番にその欲求が強いんだろうと考えられます。

たとえば、ある受講生(タイプ2)の夫はタイプ7w6です。彼女の夫は休日でも必ずどこかに出かけたがるが、「普通のショッピングや物見遊山では楽しくないみたい」と話してくれます。

普通のそれなりに刺激のある旅でも楽しくないみたいで、スキーをするとか野球のようなスポーツに興じているほうが、夫は楽しいようだ、と言うのです。

タイプ2の妻のほうは友だちとおしゃべりしているだけで楽しめると言います。しかし、タイプ7はゲラゲラと笑えるおしゃべりでなくてはつまらないみたいです。

それは、明石屋さんまさん(7w6)がテレビ出演しているところを見ればわかるのではないかと思います。彼は笑いを自ら作り出しています。

そうでなくては視聴者からウケナイ! と使命感さえ持って、笑いをとっているように見えます。

ところが、さんまさんは気転が利いて頭の回転も早く、笑いのツボもうまく掘り当てるほうですが、大抵のタイプ7はそうはなりません。

実際、面白いことはなかなか日常的に体験できません。しかし、タイプ7は「楽しみつくそう」というくらいに楽しむことに貪欲なタイプです。

となれば、面白いことのないこの世界に、「生まれてくるのではなかった」ってことになりそうです。

それゆえ、世界との関係を仮面でシャットアウトさせねば生きられなかった。仮面を付けていると、欲求不満をぶつけることもなく、苛立ちも抑えられて、失望したり落胆することも少なくなり、少し落ち着けるようになったのではと。

つまり、あきらめられるようになった、ということなのか。それだから仮面をかぶったのではないか、とも予想するのですが、みなさんはどう思われますか? 

なお、つまらない世界と思えばつまらないものしか見出さないものです。自らの中にあるものが、そうした世界を映しだしています。

 

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