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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 12日、宇都宮にて自宅に火をつけて家族6人を殺害しようとしていた中学二年の男子生徒(14)が逮捕されたという報道がありました。

 この男子は、「日ごろから両親に勉強やスポーツをしっかりやれと言われ続け、ストレスがたまっていた」などと容疑を認めており、「家族全員を殺したら自分も死のうと思った」と供述しているという。
 また、この男子生徒は地域のサッカークラブに所属し、前日までは学校や家族との大きなトラブルはなかったという。


 親からの期待が大きく厳しい指導を受けている子どもたちが、心理的に追い詰められて、放火したり家族などを殺傷するというような事件が毎年のように起きています。

 なかでも強く脳裏に残っているのが、20066月に奈良市内で起きた16歳男子の自宅放火事件です。少年の家族3人が火災で死亡しています。詳細は以下のアドレスに掲載。
 http://yabusaka.moo.jp/narabosi.htm

 教育熱心な親をよく見かけますが、そのせいなのか、放火や殺人など恐ろしい事件を引き起こしてしまう子どもたちがいます。なぜ、彼らはここまで追い詰められるのだろうかと考えざるを得ません。両親の期待が大き過ぎて追い詰め方が異常だったのでしょうか?

 それも多いにあり得ることです。上記の奈良の事件が該当しそうです。しかし、親のほうではなく、本人自身の気質のほうに、なにか隠された原因があるのではないかと考えざるを得ません。

 なぜなら、両親の期待が大きく、また父親の暴力に苦しめられた子どもたちを知っていますが、親への反抗心が強くて親子ゲンカになり、家出をしていたりします。全く登校しないとか怠けて学ぼうとせず、非行に走ることもあります。万引きしたり、友人たちと遊びまくっていたという子どももいます。

 両親のほうが匙を投げた、つまり、進学させることをあきらめるとか進学校のランクを下げるなどです。子どもの問題行動に根をあげて、親のほうから妥協案を出さざるを得なくなる、そんなケースがあります。こちらのほうが多いのではないでしょうか。

 ところが、恐ろしい事件を引き起こした子どもたちと、そういう方向に行かなかった子どもたちがいますが、それに「気質」というものが関係しているのではないかと、ずっと考えてきました‥。
 
さて、長くなりそうです。続きは次回に‥。

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