そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
[2278] [2277] [2275] [2274] [2273] [2271] [2270] [2269] [2268] [2267] [2266]
グルジェフが説いていたことが基本的には正しかったと証明される、そんな日はもう少しでやって来るようです。

ある意味、神秘学って凄いと思う。でも、観想を続けているうちにたぶん直感しただけなのではと思うのです。そして、科学者の多くも、ある日、直観みたいなものが働いて、秘密の扉を見つけ出したのではないかと…。

私自身も真剣にあれこれ格闘している時というのではなく、のんびりと休憩している時、突然に脳裏に浮かびあがったのが、基本理論のその1でした。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory.htm

あれも直観だったと思うのです。でも、たぶん、たくさんの探すという作業をしているのでなければ、直観など働かなかったと考えられます。で、しばらくして、他の基本理論も連鎖的に次々に、連鎖的に見つかりました。

ところで、グルジエフに信奉していたというか傾倒したP.D.ウスペンスキーも、はじめてグルジエフに会ったとき、「この人は何者ぞ!」と何か直観が働いて、彼の門下に入ったのではないかと。

このウスペンスキーが著した『人間に可能な進化の心理学』の中にあるもので興味深いものを少しご紹介します。

「人間は、自己についていかに無知であるかということさえ気づいていない」、「人間は機械だが、一種独特の機械である」、「人間には一体性はなく、制御中枢もなければ一定不変の「私」や自我はないのである。人間を図に表せば下記の図のようになる」


この図を見たら、誰しもハッとするのではないでしょうか。「私」って、もしかしたら…と気づかれるのでは。

ヒトにある60兆もある細胞の一つひとつ全てに、遺伝子が入っていることは、今では周知のことです。遺伝子は、DNA二重らせん構造からなるもので、これが複製されることで次世代へと受け継がれていきます。

DNAをコピーすればクローンができあがります。それゆえ、体細胞の一片を取ってきても、そこから人間をひとり誕生させられることも、一般に知られるようになりました。

しかし、これらのことは、60年以上前に亡くなったウスペンスキーさんが知り得ることではありません。

ウスペンスキーさんは細胞の一つひとつに「私」が入っていると説いているのではありません。この辺りの説明は、何度読んでも何を言いたいのかも理解できない文章です。長文なのでここでは取り上げられません。

知りたかったら彼の著書『人間に可能な進化の心理学』(めるくまーる刊行)をお読みください。

なお、グルジエフの著作として、なにを言っているのか理解不能な奇書があります。『ベルゼバブの孫への話』(平河出版社)です。これほど奇怪な文章を他でみたことは一度もありません。

定価7500円です。奇怪な文章って、どういうものかどうしても知りたくて…。

難解で訳の分からない文章だと権威的に感じるのか、常人にはない偉大な人物だから…賢者ゆえだろうと受け取る人たちが少なくありません。私からは過大評価しているとしか考えられません。

で、訳の分からない文章であれば、私の場合は無視します。それでも、
直観で得たものの中になにか「真理に迫るものはある」と見ています。ただ、それだけのことなのですが。

最近の現代精神医学界では、宗教と誇大妄想との関わりについて論じられるようになっています。

私からは、宗教家や教祖だけでなく、神秘学とか精神世界に関心を持つ人達の中にも誇大妄想的な傾向があるのではと考えられる人をよく見かけます。

通常は、想像力が豊かになることは高く評価されるところですが、実は誇大妄想的になりやすいというデメリットもあると考えられ、注意したいところです。

人間が夢遊状態にいるからこそ起きるものではないかと思うのです。

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