そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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『人間啄木』(岩手日報社)に載っていた情報から啄木の気質(タイプ)を絞ろうと思います。啄木と親しかった3人の友人が、啄木との思い出を書きまとめているもの(青字)です。

高等小学校1年の頃の啄木は、糸切り歯で、笑うと右頬にえくぼが出て、小柄の可愛い少年だった(1)。また、啄木はクラスで2番か3番で(4)。が、作文はすばぬけて上手かった。
盛岡中学1年の頃は目立つ存在ではなく、2年(14)になると「悪戯の味を知り、友を侮り、師を怖れず、時に教室の窓か後ろの扉より脱れでる。欠席の多きことと、師の下口を取ること()、級中随一たり。先生に拉せられて叱責を享くること、殆ど連日に及ぶ」(4)

啄木は「神童」と言われていたが、それほどではなかったと友人たちが明かしているところです。

なお、「下口を取る」という言葉を知らず調べて見ましたが見つかりませんたぶん、「揚げ足を取る」に近いものではないかと考えられます。こうしてみると、言葉の変化というものは早いんですね。

さて、イタズラ好きなのはタイプ2w1とタイプ7から探します。「友を侮る」ではどのタイプとも言えません。しかし、「師を怖れず」となれば、攻撃タイプ(825)から探します。その他は7w8くらいが該当します。

授業をエスケープしているみたいです。これも「師を怖れず」と同じで、その他、師の揚げ足を取るとか、毎日のように師から叱責されたのであれば、懲りない人と言え、かなり攻撃性が強いと考えられるところです。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory2.htm

2年のころ学校にかけつけることが多く、時に歩きながらズボンのボタンをかけるということもあった。啄木は夜更かしするので朝は忙しい」と言った(21)。修学旅行で中尊寺に行く途中、汽車の中で、先生に聞こえるような声で、先生の口マネをして歩いた(26)

朝寝坊の遅刻魔だったみたいで、優等生気質(174)があるとは考えられません。また、先生に聞こえるところで口真似をするとは「大胆不敵」に当たるのではと思います。ここまで早くも一つのタイプに絞れます。

 …よく叱る師ありき 髭の似たるより山羊と名付けて 口真似もしき…

3年生の頃、啄木から節子さんとの恋を打ち明けられた。啄木15歳の頃のことで、節子さんの家はあそこなんだよ。門の前てらに節子さんも出てきて二人の視線がピッタリと合うのだ(33)7人でよく盛岡から五里の道を歩いて渋民に遊びに行った。寺でかくれんぼをした時に、啄木と節子さんが見えなくなってみんなで探したことがあった。二人は相当深い仲のようでした。

これが15歳なのですから、性成熟が早いと考えられます。タイプ2とタイプ8から探すところです。晩生(おくて)になるか、はたまた恋愛体験ゼロになりやすい最年少型のタイプ4の可能性は低いところです。

一方、恋多きタイプはタイプ2とタイプ8です。お父さん気質でお母さん気質ゆえに性成熟度が早くて強いタイプとみています。

なお、恋愛体験を最もしにくい気質は、順にタイプ9とタイプ5、タイプ4.、タイプ3、タイプ6くらいが考えられます。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm



http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm



さて、啄木は友だちとともに居たのに、好きな女性と雲隠れしてしまいました。自己中的で協調性がない気質で、羞恥心が強い人間には見えません。

啄木は大工の娘の八重子が好きでした。お盆に女の着物を来て踊ったこともありました(
34) 啄木が2,3年の頃、田島先生の娘さんが好きで夢中だった。しきりと田島先生を訪ねたのはこの娘さんを見たいからであった(37)

後に結婚する節子さんだけでなく、他の女性二人にも思いを寄せているようです。プレーボーイ、または「女たらし」と言えそうなところです。

ちなみに、ウィキに載っていたプレーボーイとは、「遊び人、色男などで、
主に女性を次々と誘惑したり虜にするような、やり手の男性を意味する。本来のプレイボーイには恋愛に関することだけでなく、多趣味な男性や多才な男性といった意味合いも含まれている」とあります。なんだか石川啄木にそのまま当て嵌まる感じがします。

2.3年頃、試験のカンニングをやり、近くの席の23人の友だちに紙片を回したものだつたが、まことに電光石火の早わざであった。啄木はしくじると、いつも頭をチョコチョコとかいて、ニコッと笑うくせがあった(64)

啄木はカンニングで退学する羽目になったのですが、あのおとなしそうな顔つきとはまるで違います。また、何かでしくじれば、羞恥心の強い人間であれば、隠すか慌てるか大きな反応が見えますが、そうではなさそうです。羞恥心は少ないほうだと考えざるを得ません。

さて、貴方も、貴女も、タイプを一つに絞っておられるだろうと思います。そうあのタイプです。タイプ2w1です。幾つかの派手なエピソードはウイング1によく見かけるものですが、同じタイプでも明治や大正期のほうが、今よりも大胆で、かつ多発していたのではないかと想像しています。

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