同僚はタイプ７なのか・その３

酷暑ですね。体調が悪くなった人を周囲によく見かけます。気を付けたいですね。それに、今年は雨量も多くて、庭や畑の雑草がすごいことになってます。まるで熱帯雨林です。そんな中で草取りしなければならない。そう思うだけで、何もしないうちからヘトヘトになってしまいます。

でも、エニアのことを考えていると、気持ちに張りが出てきます。あなたはどうしていらっしゃるのでしょうか？さて、前回の続きにトライです。

④社長は多数の店舗を経営しているので、普段はこちらに顔を出しません。で、Aさんは薬局内の出来事でちょっとしたことでも、すぐ社長に電話で報告しています。また、昼休みに、仕事に関係ない投資の勧誘電話がかかってきた時、その電話の相手と（男性だったらしい）ケンカ越しでやり合ってました。私なら何も言わないですぐ切るのになぁと思いました。

「すぐ社長に電話で報告」とありますが、防御タイプ(714)によくあることです。本人が待てない気質であるならば、他の人も待てないだろうと予想するものです。従って、社長にすぐに逐一報告しなければいけないと考えるでしょう。また、防御タイプは、細かいことに気が行く気質ですから、ちょっとした出来事も気になるもので、それですぐに電話を入れるのではないかと考えられます。

以下の文章も、内容的には同じなので消去したものです。

昼休み食事中に業者の人がお中元を持ってきました。受け取って、そのままお昼を食べていたら、Aさんから「社長に報告しましたか？」と尋ねられて、「あ、まだです。お昼食べ終わってからでもいいかなと思って…」と答えたら、「そういうことは、すぐ社長に報告してください」といわれてしまいました。

お中元を頂いたくらいで急いで報告する必要などない、と私は思うのです。これを書いた受講生(２ｗ１)もそう思ったのでしょう。しかし、Aさんにとって許されないことのようです。「もしも、何か起きたら」というような感じであれば、危機意識の強い気質ってことりなります。実際、防御タイプ(714)がよく使う言い回しです。

例えるならば、「沈む船から逃げることネズミの如し」です。船底にいるネズミは船体に開いた小さな穴もすぐに発見できるので、いち早く逃げ出すことができます。つまり、タイプ7は全タイプ中、最も危機意識が高いという気質ですから、細かいことに気づき敏捷です。

なぜならば、「世界は否定的なところ」であり、自身は「世界の淵に居る」という立ち位置にいるからです。タイプ7は、自分を守るための本能的な行動プログラムとしては、「敵から逃げる」で、それが脳にセットされていると考えると、この言動が理解できます。以下に載せています。

タイプ7は、世界は否定的＆世界の淵に
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm
タイプ7は「敵から逃げる」
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory3.htm

そして、仕事に関係ない勧誘の電話がかかり、その相手（男性だったらしい）と、ケンカ越しでやり合うとしたら、攻撃的な気質がありそうです。タイプ7と決まれば、ウイング８の可能性が…。

⑤面倒くさい仕事は放置しているのに、薬局の夏休みの予定表は２か月も前に作って、大きいカレンダーにして、きちっと色付けして患者さんにわかるように、店内のあちこちに貼っています。そういうことは一生懸命やるんだなぁと感心しております。

そもそもタイプ７は、優等生気質ですから、職場では仕事に熱心に取り組む傾向があります。その他、タイプ1とタイプ４もです。以下に載せています。ただし、ハッスルできる仕事と、苦手な仕事は誰しもあるものです。

そして、タイプ７であれば、夏休みをどのように楽しもうかと心浮き立つものです。気持ちは先々へと、いつも先走っているはずですから、カレンダーはたぶんよく見ているタイプです。となれば、職場でも予定表を早く作らねばと真っ先に気づくでしょう。

714は優等生気質
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

⑥仕事中、ヒマになると私に隠れてパソコンでゲームをしているときがあります。基本的に“真面目”ですが、遊びの約束がある日は、後片付けも忘れて帰ろうとするときがあります。

社長とか上司のいない、また同僚も少ない職場で、しかもヒマとなれば、少しダラケルのは誰にとってもあり得るところです。でもゲームを？　しかも30代女性が？　

ゲームは大人より子どもが、女性より男性のほうが楽しんでいるものと考えられます。で、タイプ７という男性性の強い気質であるならば、全然違和感がないところです。でも、その他タイプ3や、タイプ4の可能性もあるところです。
さらに、後片づけを忘れているようですが、気持ちはいつも先へ先へ、楽しいことへです。となれば、タイプ7らしいところと言えます。

さて、人は誰しも、自分を基準に相手の言動を推し量っているのです。しかし、自分と相手のタイプが違えば、あなたの予想が当たる確率は低いのです。自分という気質を知らねば、そして、他のタイプの気質を知らねば、多くのところで想定外になるのだと、知っておくことだけでも、エニアを学ぶ意義があるだろう…、と、そう思ってもらえたならと……(´｡•ㅅ•｡`)