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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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ある日、受講生がご自分の息子さんが写っているクラス写真(中学3)を持参されたことがあります。息子の友だちのタイプを知りたいとのことで、写真で判定できるのか見て欲しいというものです。

写真のサイズは大きいもので、男子の顔が大きく写っていて顔相もよく出ているものでした。がそれだけでなく、体全体の様子にふと感じるものがありました。

 講師:この子、タイプ4みたいに見えますよ!
受講生:そんな! 絶対にタイプ9だと思うんだけど‥どこがタイプ4なんですか?
 講師:体の芯が少しズレているというか歪んでいます。隣の子はまっすぐに立っていますが、彼はその子を少し避けるみたいな感じで立っています。
受講生:そう言えばネジレがあるみたいですね。でも、この子、絶対タイプ4じゃない! この顔はタイプ4らしくない! 顔がゴツイというか繊細には見えない!
 講師:顔形がゴツくとも、顔相のほうは繊細ってこともありますよ。
 
その後、この男子に関するエピソードを聞いていくと、やはりタイプ4と判定できました。どうも、タイプ4について自分なりの勝手なイメージを作り出してしまったように思われます。こいうことはとても多いんですが‥。

たとえば、詩人の石川啄木や中原中也をタイプ4だと紹介したことがあります。この人たちのイメージが濃くなってしまったようです。同じタイプ4の詩人には、谷川俊太郎がいますが、こちらは顔形としては繊細そうに見えないようです(私からは繊細に見えますが)。

ちなみに、ウィキペディアにある啄木や中也の顔写真を見ると、童顔だとわかります。こちらで紹介している「ネオテニー」に該当します。一度お読みください。

(なお、知り合いに中也と似ている男性がいます。タイプ4と判定しています。詩もよく書いており、本人も中也をかなり意識していました)

ネオテニーhttp://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-209.htm
啄木http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E5%95%84%E6%9C%A8
中也http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%8E%9F%E4%B8%AD%E4%B9%9F

タイプ4の人たちがみな童顔などありえません。また、みな繊細な顔つきということもありません。実際、顔つきではなく様子としても、異常に神経質になっているタイプ4もいますが、神経質とはまるで思えないタイプ4の人がいますから‥。

ただ、顔形と顔相は違います。顔形がそっくりでも、顔相が違うとタイプも違ってきます。そういう見分けをするのは訓練をする必要があるみたいです。

それでも、写真には結構、その人の特長がでます。
たとえば、まっすぐに立てないとか、首がシャンとしていないとか、背筋が伸びていない人たちは結構います。目が虚空をみている、隣の人をそっと避けているなど、いろいろな情報を読み取れます。

一度、アルバムを取り出して観察してみてはどうでしょうか。 

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