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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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67f8e2b7.jpg  明けまして、おめでとうございます! 

と、いつも何も考えないままに書き出してしまう。そして、いつも「何が目出度いのか!?」と少しムッとする。たぶん、年齢のせいだけではないと思う。


新年を祝う気持ちになれない人たちが一杯にいます。というよりも、そんな人々で満ち満ちている世界です。戦争や紛争、飢餓と貧困等々、地球上の全てから無くすことは不可能なのでしょうか。 (写真は、新幹線の車窓から撮った富士山)

可能性があるかも、と、ほんの少々でも想像することができないので、考え出すと苛立ちがつのり、何かとおかしな失敗をしてしまいます。

とりわけ昨年から報道されることの中で気になっていることは、「自爆テロ」です。自爆テロでの死亡者数がうなぎのぼりに増えているように感じます。

近年は、少年たちを使っての自爆テロ事件が増えています。たとえば、貧しい家に生まれてしまったために、ある少年は街角で物乞いなどして家族を助けようとしていたのかもしれません。

わずかな金を渡して「この品物をある所に届けてほしい」などと言って貧しい少年に近寄る男たち。爆発物と時限装置を入れた荷物を運ばせて、遠隔地から操作して、目的地に着いたら、この少年とともに爆破させてしまう…。

自爆攻撃に利用される子供達
http://www.youtube.com/watch?v=kRC_FuzI4LM&feature=related

女性の自爆テロも報道されているより多いのではないかと考えざるを得ません。どういう女性が自発的な自爆テロ事件を起こすのかと、これもまた想像してしまう。

たとえば、夫や息子や恋人などが死んでしまったならば、「生きていても仕方ない。どうせ死ぬならば思い切ったことをして死のう」などと、私も考え出すかもしれないと思うのです。

昨年の1月のことです。イラクで80人以上の女性を自爆テロ犯に仕立て上げ、“信者の母親”として知られている女性(51)がイラク警察に逮捕されたという報道がありました。

http://digimaga.net/2009/02/iraqi-woman-recruited-a-suicide-bomber.html

上記を読めば判ると思いますが…、とりあえず一部転載します。
“信者の母親”は、自爆テロの候補になりそうな女性を集め、次に裏で組織している男たちにレイプさせます。イスラム文化圏ではレイプされた女性は死刑、そして家族全体の名誉を汚した存在であるため、その恥をぬぐうためにはアッラーの教えに従い聖戦に参加するしかないと誘導するのです。生きることが恥(そして死刑)になるわけですから、被害者の女性たちはおのずと自爆テロへの道を選びます」

また、一家の働き手である男がいない、あるいは男を亡くした家族に近づき、その家の少女に縁談話を持ち出す男たちがいる。

が、実はテロリストに仕立て上げたり、逃げられないようにして爆発物を運搬させて、少女とともに爆発させてしまうのです。こちらは長期間かかって準備しています。自爆テロは1990年代から急激に使われるようになった方法ですが、卑劣なやり口は一層巧妙になっています。

どうしたらいいんでしょう。宮沢賢治の「雨にも負けず」にある「でくのぼうになりたい」とは到底言えないような世界に、今、わたしたちは生きています…。

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