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「人を避けたり拒んだり、隠したり、偽ったり、傷つけたりする態度の原因に羞恥心があることは、ぼく自身にもよくわかった(P153)」 これは、映画「愛を読むひと」の原作本(朗読者)に載っている文です。
3ヶ月前の7月2日にも取り上げていますが、この映画の主人公が無期懲役刑に服したのは、強い羞恥心が原因の一つでした。このようなストーリーを考えつくのですから、作者のシュリンクさんは羞恥心の強い気質だと考えられます。
原作には、「他の学生たちが、恥じることの苦しみを克服できることをうらやましく思った(P196)」という文もあります。なお、シュリンプさんはタイプ4ですが、このタイプだけでなく、優等生気質(=防御タイプ1・7・4)の3つのタイプはともに羞恥心が強い人たちです。
ところで、羞恥心がさほどに強くない攻撃タイプ(=世界の中心にいると自己認識するタイプ8・2・5)の「恥」に関しての捉え方が面白いんです。結論から言うならば、「恥をかけ」と力説しています。
たとえば、アントニオ猪木さん(2w1)は、「馬鹿になれ とことん馬鹿になれ 恥をかけ とことん恥をかけ、かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 本当の自分が見えてくる」と自作の詩集の中で説いています。
作家の山田詠美さん(2w1)も、「恥をかけない大人にはなりたくない 恥ずかしいもの」と、著書「学問」の中で書いています。
次ぎは或るブログにあったものです。「恥を知り、恥を恐れ、しかしそれでも恥をかける者は勇敢な者である」 他の文章からも明らかにタイプ2と判定できた人の文です。
しかし、優等生気質の人たちの行動の取り方、心情、反応などを知ると、その多くが強い羞恥心が原因だと考えられるほどです。極端には殆どのことが、「恐怖心と羞恥心」から生じているものだと言っても過言ではありません。
このようなタイプに「恥をかけ」と説いても、果たして受け入れられるでしょうか。一方、攻撃タイプ(825)は、恥をかくことが人間的な成長とか、社会的成功につながるという考え方らしいのです。しかも、「勇敢な者である」とさえ説いている方もいます。
ところで、恥じないように努めても、失敗はどのタイプでもします。しかし、「恥をかけ」と激を飛ばすタイプ2は、全タイプ中で最も粗忽な気質です。
このタイプはミスや失敗も多くなりがちですが、懲りない一面もあり、過ちも忘れやすいほうです。それで気楽に再挑戦もできるのでしょう。このような気質であれば、恥をかけ! とか、挑戦することに意義がある!などと言えます。行動的にもなれるでしょう。
しかし、攻撃タイプ以外であれば、恥をかいたら苦しみが強すぎて、立ち上がりは容易ではありません。でも、慎重な気質も兼ね備えています。そのお陰でミスや失敗も少ない人たちです。
このように両タイプの特長を掘り下げると、「気質」というものがうまくできていることがわかって頂けるのではないでしょうか。
ですから、他の人たちへのアドバイスは、タイプを知ってからにしたほうがよいのではと考えられます。
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