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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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稲が十分生育してないにもかかわらず、稲刈りをすることになりました。

37d037c2.JPG写真の左のほうは、「自然農法」の田んぼです。葉が黄色く色づいています。早稲の苗を植えたからです。

右のほうの田んぼは、「冬水田んぼ」という農法で、晩生の苗ですから、葉の色はまだ緑がかっています。


2つの農法にトライして比較しながらやって
みましたが、自然農法のほうが実りが多そうです。しかし、「冬水田んぼ」のほうは、雑草類も多種あり、蜘蛛や昆虫、蛙なども多種です。

歩くたびに蛙が驚いて飛び跳ねるほどで、数も多いため、蛇もよく見かけます。絶滅危惧種も見かけており、さすがエコ農法です。


ちなみに、一緒に米作りをしている友人は草花や生き物たちの名をよく知っています。田んぼで作業していたと思ったら、かがんで地面見つめて、「ちょっと来てぇ!」です。

「ほらキクモよ…」と指差して説明してくれます。「ほら見て!」の連発です。その他、イボクサ、コナギ、オモダカ、アゼムシロなどもあるという。

なお、「夜は(田んぼが)イノシシのホコテンになってしまう」と気が気ではないみたいです。イノシシ避けになると思うのか、タバコの吸殻を田んぼに撒いたり、トウガラシを撒いたり…。

79b8b5b4.JPGなんと、自分の使っていたタオルや手袋なども、臭いに敏感なイノシシ避けになると考えてか柵にぶら下げています。そんなことで効果があるとは思えないのですが…。

とまあ、そんなわけで、予定より早く稲刈りをすることになったのでした。
写真・上は、刈り取った稲を「はさぎ」に架けたところです。一週間ばかり干して、晴天が続けば脱穀ができるようになるそうです。

このはさぎは、田んぼのオーナーが作っておいてくれました。また、稲の束ね方を教えてくれるご近所さんなど、周囲の人たちにいろいろなことで助けられています。


写真・下は青大将が、カエルを飲み干しているところです。ひめいのような鳴き声を聞きつけて駆けつけると、はやカエルはぐったり。1メートルはある蛇で真正面から見ると迫力があります。(写真をクリックすれば拡大されます)

65a0b671.JPGところで、刈り入れのために応援の人がひとり駆けつけてくれましたが、稲刈りは朝の9時半から6時半ころまでかかりました。途中、昼食や休憩で2時間くらいかけたかもしれません。

4人で稲を束ねてはさぎにかけるまで、約7時間にかかっています。近頃は夜になるのが早くなったので、真っ暗な中、車のライトを点けて作業を続けたのですから、今、あちこちと体が悲鳴をあげています。

来年もトライできるのかと、ちょっと後ろ向き…。


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