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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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  知り合いに80代になる女性がいて、彼女が道端で友人と会話しているところに出くわしました。手招きされたので仲間にしばし入りましたが、人生の大先輩にあたる人たちなのでほとんど聞き役です。

 すると、彼女の友人(70代くらい)が根掘り葉掘り尋ねてきます。「仕事は何しているの?」「電車で通勤するの?」「そこは何分くらいかかるの?」とか、家族についても尋ねられ、仕方なく最低限のことだけ伝えましたが‥。

  と、
急に気づきました。「うっ、このパターン確か以前にもあったな‥」と。しかも二度と言わず数回あります。以前も同じように返答したのに、それは覚えていないみたいです。私に興味がないことは明々白々なんです。

 たぶん、私のことが知りたいのではなく、コミュニケーションの糸口にしているのではないでしょうか。何か質問して仲間の輪の中に入れようと気を利かせているとも考えられます。


 このようなことは年寄りだけでなく、若い人にもあります。個人情報に対してはシビアな時代になってきましたが、他人の年齢や職業や家族構成などを、なに気ではあるがどこか当然のことのように尋ねてくる人たちがいます。

 先日あったのは、ある会場で知り合ったばかりの人から、話の成り行きからとはいえ、しつこく尋ねられてしまいました。「以前、京都市に住んでいたことがあります」と答えると、「市内のどこに住んでいたのですか」と尋ねられました。「○区です」と答えると、「○区のどこですか?」と尋ねてきます。

 彼は、私の友人の友人らしいのですが、まだ紹介も受けていない段階です。名前も知らない方に答えられるものではないのですが、なぜかつまりながらも、つい「○町です」と答えてしまいました。

 そこまで尋ねるなら、知りたい特別の理由でもあるのだろうと思っていたら、その続きはありません。他の話に移ってしまうのです。私個人には興味がない様子がまるまると出ているのですから、一体全体どうしたもんかと‥。

 
さて、これらの振舞い方をする人の多くは、タイプ2w1と考えられます。何かを尋ねることで話題作りに貢献していると考えられます。相手に関心を持っているみたいなイメージになります。でも、本当は関心などないようで、その場限りのことです。つまり、他人の身の上を知りたがるのは、挨拶がわりみたいなものと予想します(?!)。 

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