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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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  前回10/2のこちらからの問いかけにメールで答えてくれた人は6名です。二日前のことなので、意外?に多かったのではと思います。早速のご連絡ありがとうございます。

 さて、アミールのハッサンに対する仕打ちを理解できる人は3名で、理解できない人も3名です。タイプの判定済みの方が2名で、他の方はわかりません。

 ところで、この映画の原作者はタイプ2w1と考えられます。その根拠は、仲良しだったハッサンへの酷い仕打ちにあります。(となれば、理解できると答えた方は2w1の可能性が高いと考えられます)

 ハッサンを助けなかったので自分は善い人間ではないことになってしまう。つまり、「善い人間であらねばならない」という囚われの強い気質ゆえに、そうではなかった自分を受け入れることができないのです。

 また、負けず嫌いな気質(ウイング1の気質)ゆえに、自分の弱さを受け入れられず、ハッサンにそんな自分の本性を見抜かれていることが耐え難いのです。それで、どうしてもハッサンを追い出さねばならなくなったと考えられます。

 他のタイプでも善いことをしたいという気持ちは十分にありますが、最も強いのがタイプ2の人たちです。しかし、実際には、このタイプでも悪い事をしたり酷い行為をします。
 

 他の会派で学んだ方から、「(タイプ2は)
人のためになりたいとか、親身になって人助けをする人だと思っていた」と聴きました。エニア研究者のドン・リチャード・リソは、タイプ2を「良きサマリア人」などと形容しています。「ユダヤ人の母(のような)」と著書に書いています。

 確かに、そういう人もタイプ2の中にいます。他人に親切に手を差し伸べて積極的な行動をする人がいます。その逆で、悪い事、ひどい事をする人もいます。しかし、何もしない人もいます。怠惰で自分のことしか考えていないのです。

 「自分を善い人間に思いたがる」人たちが、なぜ、悪い事に手を染めたり、酷い事をしてしまうのでしょうか。それをできるだけ明確に説明したいと思います。

 前回9/30に、目立つことと目立たないことは表裏一体だとご紹介していますが、善と悪も表裏一体なのです。善い人間にならねばと必死になっている人ほど、悪の道に嵌りやすいと考えられます。無理をしているからです。

 無理をしていないタイプ2は、たとえば、ハッサンを助けられなかった自分を認め受け入れられます。自分の弱さを直視して、次は頑張ろう強くなろうと決意するのではないでしょうか。そうして、ハッサンに告白して謝ることもできます。

 自分に正直で自分の欠点を受け入れられる人ほど、素直で誠実な行動が取れると考えられます。(なお、これは全タイプに言えるもの)

 しかし、自分は正しく善良で強い人間だと固執して、現実の自分を受け入れられない人間ほど、意地っ張りになり、意固地になって、自分の過ちや弱さ欠点を隠そうとします。

 アミールがそうです。ハッサンに自分の本性を知られているために、嫌な自分を認めたくないために、ハッサンの顔を見たくないのです。はかりごとを巡らして追い出してしまったのです。

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