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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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本宮ひろ志さんの著書、「天然マンガ家」を読んでみました。マンガ「男一匹ガキ大将」が大ヒットしていますが、作品内容を当会の理論に当てはめていくと、タイプ2w1と判定できます。

本宮さんは中学を出てすぐに少年航空自衛隊に入ったという、マンガ家にはあまり見当たらない経歴です。中学の頃には7、8人のグループを仕切り、副番(副番長)で一時期暴力団に入っていたこともあるという。まさにガキ大将だったんですね。

ところが面白いことを述べています。

「あの頃(18歳くらい)、私の頭の中から女の子とつきあうという観念が全く欠落していた。女の体をすでに知っていたが、女の子と恋愛するという感覚は、まったく別世界の出来事のようにしか思えなかった」

18歳頃であれば女のことばかり考えているものだ、というのが定説(?違ったかな…)です。常識的な見方とも言えます。(間違いない!たぶ ん


女性と肉体関係を持ったことがあれば、性的欲望に火がついて、女の子の尻を追いかけまわすようになる、などという言い方もあります。

ところが、本宮さんはそうではなかったようです。当会の理論では、タイプ2は「男性を強く意識するタイプ(2・6・1)」です。女性の存在は軽く、無視することもできる傾向があります。(以下をクリックすれば、その理論が載っているページに飛べます)
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

この3つのタイプの男性はあまりよい言い方ではありませんが、「ホモ野郎」と言われていることさえあります。受講生だった6w5の青年(20代前半独身)もそう言われていました。

あるタイプ1の男性(20代後半独身)は、女性に無関心だということが周囲の人たちに露骨に知られていたのです。なお、この2人の男性はへテロセクシャル異性愛者です。ホモセクシャルではないので、お間違えないようにお願いします。

この年頃ならば、タイプ2の男性は男友だちとつるんでばかり、そこでの葛藤から、女性のことなど考える余地がないくらい、というケースもしばしば見受けます。

なぜならば、「男性を強く意識する」とは、男に対して過剰反応することなのです。男たちからの一言一言に腹を立てたり、大いに喜んだりしていると想像します。

男との関係で、一喜一憂し、しばしば悩まされている可能性があり、その手の渦に巻き込まれていたら、女性のことなど欠落してしまうでしょう。そっちのことで頭の中は一杯になっているのですから。

なお、彼の描いたマンガ作品のほとんどが、そうです。男同士のケンカ沙汰とか、友情とか裏切りとか、助け合い等々、あまりにも明確です。理論通りと言えるくらいです。

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