そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 たとえば、「何をもって“気質”というのか?」と、それをはっきりさせないと理解しずらいので、「定義してもらえないか」と言われることがあります。

 しかし、当会では定義づけしないでいることが多く、留保したままというか、避けてきたとも言えます。
定義づけることで、かえって、人の心理を知る方法がせばまるように感じているためと言えるでしょう。また、「学問」と化して、目の前にいる人の気持ちが理解できにくくなってしまうように思うのです。

 実際、心理学界ではさまざまな専門用語が使われています。「心理学基本用語集」とか「頻出心理専用用語集」という本も出ているくらいです。なお、調べてみたら、「心理学専用用語検索」というサイトも以下のように見つかりました。どれほどに専門用語が多いのか、一度覗いてみませんか

http://www.nurs.or.jp/~suzukirt/cgi-bin/csv_db/csv_db.cgi?file=all
http://home.catv.ne.jp/hh/suzusens/story/psychology/psychology4_1.html

 これほど多くの専門用語がある世界は、他にあるのでしょうか? 専門用語を駆使するほどに専門家らしさがかもしだされるみたいです。言葉に重みが付くかのようです。しかしながら、専門用語はできるだけ少なくすべきで、平易な言葉で説明できるはずであるというのが私の考え方です。

 また、この十余年書き続けてきた結果として言えることは、さほど理解が進んでいない時ほど難解な文章を書いているということです。理解が進めば進むほど、平易な文章を使えるようになってきたように思われます。

 あまたある心理学本を読み長期間学んでさえも、家族の気持ちが理解できないのは周知のことではないでしょうか。身近にいる生徒や、同僚や上司の気持ちがまるで見えないのです。それは、人の心理をまだまだ理解できないためではないかと考えざるを得ません。

 理解が困難であるがゆえに、定義づけしたり、難解な言語を駆使したり、目新しい用語を作るのではないかと考えられるのです。
当会が採用している数少ない用語である「コンプレックス」も、ときに伝える場合に困難を要します。定義づけても、定義づけなくとも、ときに説明するに困難を要することが依然としてあります。
 それだからこそ、できるだけ日常的な用語を使い、わかりやすく説明できるように努めていきたいと考えています。



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