そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 エニアグラム性格学ではタイプ2を「お母さん気質」だと紹介しています。さながら料理遺伝子を持っているかにみえる人たちです。

 受講生の一人は、結婚する前から料理教室に通っていました。夫と暮らすようになって夕食作りにエネルギーを注いだようです。献立も凝ったもので、たくさんの品数です。
 ところが、夫は夕食のテーブルを一瞥して、「こんなに作る必要ないよ。1、2品あればいいよ」 妻のほうは、「夫においしいものを食べてもらいたくて懸命に作ったのに、あんな言われようはない!」

 この妻、もうやる気がなくなったと言います。妻は2w1で、夫は4w5です。大げさな言い方に見えるのですが、タイプ2の女性にとっては自分の存在価値を認められなかった大ショックな出来事になるのです。

 あるタイプ2の男性は職場に弁当を持参していました。「愛妻弁当だあ!」と同僚たちから冷やかされていましたが嬉しそうではなく憮然としています。「妻は料理が下手で、こんな田舎臭いものしか作れないんだ!」とグチルのです。見ると、そら豆ご飯と肉野菜類が取り揃えられています。十分にご馳走だと思うのですが‥。

 あるタイプ2w1同士の夫婦は、食事のことでよくケンカになるみたいです。味付けが濃いとか油が多すぎる、野菜が足りない、品数が少ないなど、互いに不満を言い募るので、ついに別々に自分の食べたいものを作る、と決着をつけたみたいです。よかったですね!
 
 子どもの誕生日祝いを予定している受講生のタイプ2は、子どもたちをもてなすためにどんな食べ物を用意したらいいのかと、そればかり心配しています。誕生日祝いならば他にもいろいろと用意せねばならないのに、なぜか食べ物の心配ばかりです。

 一方、タイプ7w8の友人が、珍しく自宅でクリスマスパーティーをするからと、ある受講生(2w1)が招かれました。リッチなので、どんなご馳走がでるのかと期待していたそうです。
 この友人は3人の子持ちで夫は不在だったとか。この友人は酒好きなので、高価なワインとブランディが出て、ともに飲んだそうですが、つまみとして、チーズとアラレが出てきただけと言います。

 クラシック音楽が流れて部屋の照明もクリスマスらしく工夫されていたが、お腹をペコペコにして帰宅。「午後7時から始めるというから、食事はでるものと誰もが思うじゃない!」と不満そうに語ってくれました。

 料理遺伝子がない人は、ご馳走でもてなすことを忘れることがあるようです。しかし、料理遺伝子のある人たちは、そこが肝心なところみたいです。まあ、何が大切で、何が重要なのか、それが違うので「タイプが違う」のですから。守備範囲が違うのだと互いに理解し合えたならば問題は起きないと思うのです。

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