そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
[138] [137] [136] [135] [134] [133] [132] [131] [130] [129] [127]

「発達障害がある」と診断された子どもを数十人程度、観察する機会がありました。私が観たところでは何も問題がないように見える子どもたちばかりでした。

 また、ブログなどには、母親たちの育児の悩みが赤裸々に載っているので、しばしば覗いています。本になっているものにもあります。そこでも障害があるとは思えない子どもたちがよく登場します。
 しかし、母親のほうでは何らかの障害があるかもしれないと不安になり、専門医のところに出掛けるのです。そして、子どもたちに、以下の中のどれかの診断名が付けられているのです。


 注意欠陥/多動性障害(ADHD)・学習障害(LD)・広汎性発達障害PDD)・高機能広汎性発達障害(HFPDD)・アスペルガー症候群(高機能自閉症)・特定不能の広汎性発達障害(PDD-nos 等々です。

 ちなみに、数年後に再び該当の母子と会うと、かつて障害があったとは考えられず、「別になんともなかったんじゃないか」と語り合ったことがあります。また、受講生が、自分の子どもが中高生になり、「人並みになり問題も起こさないようになった」と話してくれたこともあります。ある受講生も、子どもの頃に同様な診断を受けており、現在は該当の症状が見当たりません。

 ところで、「発達障害とは、機能的な脳の中枢神経系の障害」ですから、「生まれつきの障害で、その症状が発達期に現れて、生涯にわたって障害があること」なのです。

 となれば、かつて障害があると診断されて、成人した現在、それらの症状が見られなかったなら、「生涯にわたって障害がある」のではありませんから、以前の診断は間違っていたことになります。

 

 あるサイトには発達障害とは、乳児期・幼児期から青年期に掛けて生物学的原因(遺伝・体質・脳機能の異常)によって発生する『心身の発達に関する問題と障害である』 とあります。
 
 さらに「
医学的、臨床心理学的に定義される(精神機能・社会適応領域の)発達障害には、心因性(対人関係要因・環境要因)による発達障害は想定されていない」

「原則として、先天的要因(遺伝形質・気質特性)を中心とする生物学的原因(脳の器質的問題など身体疾患)によって発達障害は説明されています」

「具体的には、親の育て方が間違っていたから性格特性や行動特徴に歪みが生じた事例や、劣悪な成育環境によって心身の健康に問題が起きたケース、学校教育への不適応によって学習能力が低下した子どもなどは、発達障害の診断には含めない」とあります。


 ですから、どうもおかしいんです。間違えて診断されているのではないかと思うケースがあるのです。それがどれほどあるのかわかりませんが、調べられてもいないようです。診断する現場で、混乱が起きているのではないかと危惧しています。

拍手[2回]

この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
07 2017/08 09
S M T W T F S
7 8 9 10 11 12
13 15 16
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
性別:
女性
職業:
講師・カウンセラー・ライター
趣味:
読書・散歩
ブログ内検索
カウンター
バーコード
アクセス解析
【 ♥ イラスト提供:Night on the Planet ♥ 】