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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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マンガ作品から、人の心理を面白おかしく誰にでもよくわかるように説明したいと、日夜、孤軍奮闘?しているところです。

「自虐の歌」は泣けるマンガだと大評判になり映画化もされています。なお、描き上げた漫画家の業田良家さんのエニアタイプは、この作品から判定しています。

彼をタイプ7と判定していますが、ウイングはまだわかりません。が、「7w6で6のウイングが軽い・7w7・7w8で8のウイングが軽い」という3つまで絞っています。ウイングがわかりにくい場合は、どちらのウイングであっても、重いほうではないと絞ります。

ところで、業田良家さんがインタビューに答えています。(以下をクリックすれば飛べます)

http://www.jigyaku.com/interview/gouda1.html

「最初は毎回違う主人公で書いていたんですね。そのうちに不幸な女性もギャグになるかなと思いついて、まあ不幸な女性には乱暴な男性が似合うかなと思って、この二人で書いていたんですけれど、テーブルをひっくり返すというのがすごいウケたんです。それで何回か続けて登場させているうちに、だんだん2人の物語になってきたという感じです」

この不幸な女性が「幸江」で、乱暴な男性が「イサオ」ですが、幸江は中華料理店の店員をしています。イサオは元組員らしく、無職で怠け者で、無口な男っぽい男性です。

ところで、ふと「おしん」という連続ドラマを思いだしました。なぜなら、「自虐の歌」は、「おしん」と対極にあるような作品ではないかと気づいたからです。

なんとなく、「おしん」のパロディみたいな感じもします。「おしん」はタイプ2w1(橋田寿賀子)の作品で、清く正しく美しく生きようとする娘さんです。いじわるされても、辛い目にあっても、人への愛を失わない人間になろうと思っているみたいです。

(ちなみにYouTubeでおしんの動画がみられます。世界各国で評判になったドラマです)


一方、こちらの主人公・幸江は、たちんぼ(と作品に書かれている=街娼)で、しかもシャブ中(覚醒剤中毒)だったという過去を持つ女です。顔も美形とはほど遠く、生きていくためとはいえ、小学生の頃から万引きや泥棒などもしています。

おしんの家族は、娘思いの母親がいて、父親もまじめな働き者です。亭主もそれなりによく働く男です。一方、幸江の母親は娘を残して家を出てしまい、父親は遊び暮らしているのか、サラ金業者から取り立てられてばかりです。

また、娘を働かせて、娘ににたかるようなカイショなしのゴクツブシの父親です。イサオも父親とよく似ています。清く正しく美しく生きられそうにない家庭環境です。でも、健気で可愛らしいところもある娘さんです。

貧乏な家庭に生まれ育ったという点では似ています。でも、こんなにも違いがあるのに、「おしん」と同様に、幸江も多くの人々を泣かせているのですから、ちょっと不思議です。 
                                ……to be continued                                             


 


 

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