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文芸別冊の特集『萩尾望都』の中にインタビュー記事が載っています。それによると、萩尾さんは父親の仕事の関係から、しばしば転校しています。
「いろんな学校に行けて面白かった。厳しい家よりも、集団でいられる学校のほうが好きでした」、「わりと屈託なく友だちはできるんですけど…」などと答えています。
これでは、人慣れしやすい気質に入るほうで、タイプ2から探すところであり、逆に、防御タイプ(7・1・4)の可能性は低くなるところです。
怖がりであれば保守的になりますから、転校というものは嫌なことで、不安が強まってしまう可能性が大だからです。また、屈託なく友だちができるという方向にはなりにくいものです。
しかし、萩尾さんは、「人と会ったりするのが、ちょっと苦手で…」とか、「人って意外と怖くないんだなと、」と語っています。しかし、他の女性とルームシェアして暮らしたことがある、という箇所にぶつかりました。
人づきあいは疲れるもので傷つけられる怖れなども予想するような人であれば、ルームシェアなどはほとんど考えられないものです。
そして、「20代、30代は、私はフットワークが軽くて、ちょっと時間があるとあちこち出歩いて人と会ったりしていたんです。人が怖いけど、興味のほうが大きくて…」
興味はあるが、怖いので近づけない、避けてしまう、というふうにならなくては、人を怖がっているとは考えられません。
また、この特集を読むと、萩尾さんは、同業のマンガ家たち多数とよく交流もしており、萩尾さんは矛盾したことを言っているように見えます。行動パターンからは、「人間大好き」というほうに入ってしまいます。
たとえば、タイプ4と判定している、「ドラえもん」の作者・藤本弘さん(藤子F不二雄)と比較するとわかるのではないでしょうか。藤子A不二雄(我孫子)さんの著書「Aの人生」の中に載っていることです。
「藤本君は人に会うのが好きではなかった。自分の選んだ相手とは最小限つきあうけど、それ以外の人と会うのは避けた…中略…トキワ荘にはたくさんの人々が訪ねてきたが、藤本君はほとんど会わなかった。かわりに僕が相手した。そのために、藤子不二雄は二人だが、ほんとは一人じゃないかと噂されたことがあるくらいだ」
そんな噂がされるくらいならば、めったに人と会っていない、かなり避けていたと考えられます。そして、藤本弘さんはたぶん「人が怖い」というようなことは口にしていないだろうと予想します。
また、行動パターンをみたら、「人間大好き」とか「社交的」だと考えざるを得ないのに、当人の意識上では、「人は怖い、人づきあいが苦手だ」と思っている人は、大変によく見かけるものです。
このようにみたら、自己申告での性格診断チェックでは、自分の正しいタイプなど探り当てることができないことがわかって頂けると思います。
当会にもホームぺージに「性格診断チェック」がありますが、次のように書き添えています。
「あなたは0タイプかもしれません」 または、「ここで見つかったあなたのタイプは、ほぼ間違っていると考えてください」
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