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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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「人と人がコミュニケーションするなんて、できるわけがありません。お互い違う脳ミソで、違うことを考えているんですから」と、インタビューに答えている男性がいます。

マンガ家のさいとうたかおさんです。エニアタイプはタイプ8w7と判定しています。また、
「相手の話こそ聞きますが、それでコミュニケーションが深まるとは思いません」と言う。

このインタビュアをした桐山秀樹さんは書いてます。
「人と人とのコミュニケーションと称して、理由もなく群れたがる日本人の心をさいとうは、マンガ「ゴルゴ13」によって絶えず狙撃し続けてきた」 (以上青字は、『マンガ道、波乱万丈』より転載している)

さて、この考え方を知り驚く人もいるかと思いますが、さいとうさんのようなタイプは千から万人に一人くらいしかいないとみています。彼は共感したり理解できるような人たちとは、一度も出会ったことがない可能性があります。

つまり、ずっと孤独のままで、表面的なつきあいしかしていないと考えられます。それは当たっているのかわかりませんが、その可能性があります。そうであれば、上記のようなことを語るのはよく理解できるところです。

また、タイプ8だけでなく、他の少数派であまりお目にかかれない「1・3・5・6・9」なども他者の言うことが理解できない共感できないことがたくさんあるはずです。その他、エニアとは関連性のない「社会的少数派」にとっても同様です。

つまり、コミュニケーションが上手であっても、相手の言うことが理解できず共感もできないならば、人とうまくつきあっているとは言えません。聞いているだけか、表面的に合わせているだけのことです。

自分のことを理解してくれない人たちを前にして、自分の考えや本当の気持ちを話すことはめったにないものです。深い話をするなど有り得ないでしょう。こういう人たちは予想以上にいます。孤独な人は多いのです。家族に囲まれていてさえも、です。

それゆえ、「自分は孤独だ」とか、「自分だけ特別にコミュニケーション能力が足りない」というものではありません。実態は、あなたの予想と大きく違うかもしれません。

さらに言えるのは、深いコミュニケーションができている友人たちが理解しあっているとは限らないことです。それどころか、その友人のことを他所でボヤいたり悪口さえ言っていたりします。

しかも、かなりあります。となれば、一体、なんのためのコミュニケーションなのでしょうか。会話がうまくなっても意味も価値もありません。

また、芸能人の話やレストランの話をしたところで、コミュニケーションが取れているというものではありません。ひとりが怖いので、むやみに、また、意味もなく、ただ、口を開いているだけです。

ですから、表面的に見ているだけでは、真実というものに気付くことはできないとわかるのではないでしょうか。

コミュニケーションが上手い人たちをを羨んでいたならば、それは大きな誤解に基づいたものだ、という可能性があります。
済みません。疲れてしまいましたので、続きは次回にします。

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